周回遅れの日記

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いわゆる「セット割り」について

(長くなったので別項目にする)
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※具体的な手続き等の内容については、別途速やかに当社ホームページ等でご案内いたします。

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電話番号の「転用手続」についてはまだよく分からない。みかか的にも詰められていないのだろうか。

NTT東日本およびNTT西日本(NTT東西)は2015年1月22日、光回線の「サービス卸」(光コラボレーションモデル)の提供を2月1日に始めると発表した。両社はこれに先立ち、総務省に活用業務を申請済み。総務省が1月20日に公表したサービス卸のガイドライン案も順守するとしている。

NTT東西が2月1日にサービス卸を開始、ドコモやソフトバンクは2月下旬以降が濃厚

スケジュールとしてはこんな感じに。
2月1日 提供開始(ドコモ・ソフトバンクはまだ)
2月19日 総務省のガイドラインパブコメ受け付けが終了
2月下旬 セット割り関連のガイドラインが確定
2月末 ドコモ・ソフトバンクからフレッツ光とのセット割りの受付開始

すげーお得になるわけではないのでは?という悲観的な記事。私もなんか同感。
見合わせてきた「セット割」にNTTドコモが踏み切るまでの紆余曲折 | 日経 xTECH(クロステック)
ドコモ光で販売現場は大混乱?既存プロバイダーに及ぶ影響を予測 | 日経 xTECH(クロステック)
ドコモでカケホ4本+シェアパック30(月22,500円)を契約している家庭で、フレッツ光とのセットがせいぜい月額1,200円程度安くなるぐらいではないか。もともとシェアパック30の30GBが必要なご家庭なら、セット割りを組まないよりは組んだ方が得になるだろうが、セット割りのためにわざわざ高額なシェアパックを契約するほどの価値はないのでは。
…で、高額なシェアパックを組むようなご家庭は月1,000円程度の節約にはあんまり興味ないんじゃないかしら。
セット割りのために割高なシェアパックを契約するのはあまり節約にならない。通話はカケホを利用するにしても、モバイルデータ通信はMVNOを利用するのが普通のご家庭ではないか。

むしろ、セット割り対抗、あるいはドコモISP対抗として、auや他のISPがキャッシュバックを大量に盛る施策を打ってくる可能性があるならそっちに乗った方が得かもしれない。

NTT東西地域会社が企業向けに2月から提供する光サービス卸売りの販売報奨金が22日、分かった。年度末の需要期限定で提供するのは、新規契約者1回線当たり1万円。また、長期契約者には3年間にわたり年3600円を支払う。いずれも卸売りを利用してサービスを提供する企業に支払うもので、企業が契約者向け割引キャンペーンなどの原資に活用する。

NTT東西、光卸売りの新規報奨金1万円 2月から提供開始

NTT東西からのキャッシュバック原資は年度末限定で1万円。
長期契約者に3年3,600円というのは「にねん割り」の月200円と同じだね。

セット割りについてはNTT東西とドコモで温度差がある。
ドコモは価格競争に勝ってシェアを取りたい。
NTT東は価格競争以外の面で光の需要を喚起したい。過度な価格競争に乗ってまでシェアを拡大する気はない。
NTT西のことはよく分かんない。

NTTグループ内で足並みがそろってない… わざとそう見せかける戦術なのかもしれないが。

こんな感じかな

根拠はありません。私の想像。当たるかなあ。

東日本、4人家族、うち25歳未満が2名、スマートフォン4台、自宅マンションで「OCN 光 with フレッツ」を契約。
現状、ドコモへの支払いが月額33,000円。

項目 単価 数量 合計
カケホーダイ(定期) 2,700  4 10,800
spモード  300  4  1,200
シェアパック30 22,500  1 22,500
シェアオプション  500  3  1,500
ずっとドコモ割 -2,000  1 -2,000
U25応援割 -500  2 -1,000

現状、固定回線の支払いが合計4,950円(通話料除く)。移動・固定合わせて総計37,950円。

項目 単価 数量 合計
OCN 基本料金  900  1  900
OCN2年割  -50  1  -50
フレッツ光ハイスピードプラン1  3,250  1  3,250
NTT東にねん割  -100  1 -100
ひかり電話  500  1  500
ひかり電話対応機器利用料  450  1  450

セット割りを契約すると固定部分はこうなる?

項目 単価 数量 合計
ドコモISP(仮)基本料金  500  1  500
ドコモ光(仮)基本料金  2,950  1  2,950
ドコモ光3年割(仮)  -200  1  -200
ドコモセット割(仮)  -600  1  -600
ひかり電話  500  1  500
ひかり電話対応機器利用料  450  1  450

固定回線の支払いが合計3,600円(通話料除く)。移動・固定合わせて総計36,600円。
ドコモ光契約時のインセンティブは… よく分かんないからOCNの解除料と相殺されるとみなしてしまおう。
この想定だと月額1,350円安くなる。
ただし、ISPがOCNからドコモISP(仮)に変わるので、以前使っていたOCNのメールアドレスは使えなくなったりいろいろ面倒。ISPをOCNのまま(アンバンドル型)にすればその辺の面倒は解消されるが、割引額も減ると思われる。

ドコモ光3年割(仮)は3年縛りの代わりに月200円安くなる(想像)。
ドコモセット割(仮)は契約者によって割引額が異なる。
戸建てでシェアパック30だと一番高い。マンションだと減る。シェアパックが少ないと減る。シェアパックを付けない場合はドコモセット割(仮)は無し(想像)。

ポイント還元ではどうか。
NTT東でフレッツ光を契約していると、マンションタイプで最大月300ポイントが還元される。
これがドコモへの支払いに変わると、DCMX GOLDを契約しない限り還元率が大幅に減る。
DCMX GOLDを契約すると1,000円で100ptだからほぼ同等かな。

こんな改善提案

シェアパック30(30GB、22,500円)をシェアパック10(10GB、9,500円)に変える。
OCNモバイルONEの4GB/月コースを2枚契約。パケットをよく使う2人の子に10,000円くらいのモバイルルーターか中古スマホを与えて2台持ちさせて、月の前半はそっちを優先的に使わせる。料金は月1,450円にOCNモバイル割200円を引いて1,250円×2=2,500円。
これで月額料金は22,500−9,500−2,500=10,500円安くなる。シェアパック30ではなくてシェアパック10だと、ドコモ光セット割(仮)の割引額が下がってしまうと思われるが、それを十分埋め合わせることができる。

結局、価格以外にドコモ光のメリットがあるかどうかだと思うんだ。