周回遅れの日記

はてなダイアリーから移転

気になる記事

たばこ税値上げに意欲

小宮山洋子厚生労働相は5日の記者会見で、たばこ税について「毎年一定額上げていくべきだ。少なくとも700円台まではたどり着きたい」と述べ、大幅引き上げを求めていく考えを示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110905-00000084-mai-soci

わたくし、元ヘビースモーカーです。
でも幸いあまり依存性が高くなかったようで、2006年のたばこ値上げの際に禁煙。
もう5年になりますか。
なので私としては値上げしても一向に構わないんですけど、愛煙家の人にとってはキツい話ですなぁ。
一日一箱吸う人がいたとして、一箱400円が100円値上げされると月3,000円、年間36,000円の負担増になります。
一箱700円まで上がったとすると、年間のタバコ代は700*365=255,000ですか。
手取り20万の人だと、一月分の給料がタバコ代に消えることになりますね。

私は50円程度の値上げで「吸ってられん」とあっさり白旗を挙げましたが、今でも吸ってる人は、もう意地でもやめない(やめられない)人が多いんじゃないかと思います。
損得で禁煙する人はもう去年までの値上げでとっくにやめてる。
私の周りを見ているとそんな感じです。
だから値上げしても健康増進(=医療費削減)にはつながらない、ような気がしちゃうのです。

値上げの障害になるのはまずは納税者の反発(再来年までには総選挙だもんね)ですが、気になってるのはそろそろ「闇タバコ」が問題になるのかなぁ、と。
低所得者向けに粗悪タバコが廉価で出回るようになったら薮蛇だよなぁ、と思ったり。まぁ杞憂かもしれませんが。
個人輸入も結構流行ってるみたいだし。

公権力がタバコの流通をほぼコントロールできているという状態は維持すべきで、そういう観点からすると700円というのは暴論に近い話のような。