周回遅れの日記

はてなダイアリーから移転

ドコモ林檎について勉強したメモ

親族からいろいろ聞かれるので自分でも勉強することにした。
私、iPhoneのことは全然分からないし欲しいとは思わないけど、親族からiモードメールを一掃することができれば、私もキャリアメールの足かせを外して自由になれるので、もしこの機会に親族のガラケーをまとめて消滅させることができるなら、そのために協力しようという気になってはいる。
全滅できず一人でもガラケー使いが残ったら意味ないけど。

というわけで、ドコモのiPhone料金プランが出たのでお勉強する。

料金はどうなるか

ドコモのiPhoneページによると、既存のドコモユーザーが、iPhone5C 16GBモデルに機種変更した場合の、月額料金は基本的にはこうなる。
(以下、本稿では断り無い限り購入するモデルはiPhone5C 16GBモデルとする)
最初の一年(1〜12月)

基本料金 パケット プロバイダ 定額通話 月サポ 合計
¥780 ¥5,460 ¥315 ¥350 -¥4,095 ¥2,810

次の一年(13〜24月)

基本料金 パケット プロバイダ 定額通話 月サポ 合計
¥780 ¥5,460 ¥315 ¥700 -¥3,570 ¥3,685

Xiカケ・ホーダイは「iPhone Xiカケ・ホーダイ半額キャンペーン」により、最初の12ヶ月(正確には申し込み月+12ヶ月だが、便宜上12ヶ月とした)は半額となる。
iPhone5C 16GBモデルの機種変更の場合の月々サポートは月額3,570円(iPhone買いかえ割による月サポ420円増額の適用後)。
さらに、iPhone5C 16GBモデルに限り、最初の12ヶ月は月サポが525円増額される。したがって、最初の12ヶ月の月サポは月額4,095円、次の12ヶ月の月サポは月額3,570円となる。
一括価格が85,680円で、3,570*24月で月サポの合計額と一括価格とちょうど同じ。
これをもっていわゆる「実質0円」と称しているわけだが、月サポの合計額は(4095*12)+(3570*12)=91,980円だから、「月々サポート増額キャンペーン」適用で月サポ合計額が一括価格を超えてしまうことになる。これは売れ筋の販促のためでしょうか。

2年間利用続けた場合の月額料金は、77,940円。
これに端末価格85,680円を、一括か、毎月分割で支払うわけです。
24ヶ月割賦の場合は、一年目は毎月のお支払いが合計6,380円。二年目は7,255円。
2年間の合計163,620円。
そんなお金払う価値ある?と聞かれたら私は即座に「無い」と答える。
でもね、仮に親族からキャリアメールを一掃することができたら… というメリットを考えると、親族のスマホ導入に協力してあげてもいいかなあと思っているわけです。

販促のためにいろいろキャンペーンやってますけれども、ドコモ回線一つしかないシニアに適用できるキャンペーンはありません(iPhone買いかえ割だけか)。
逆に言えば、そういう人は何もしなくてもiPhoneに飛びつくだろうという経営判断なのか。

月額料金の変動

ドコモのユーザーはドコモにどのくらいお金払ってるのか。

私のドコモメイン回線の月額料金は基本的にはこんな感じ。
(ユニバーサル料金と、eビリング割引は便宜上無視しています)。

基本料金 ファミ割/いちねん割 プロバイダ 合計
¥1,557 -¥777 ¥315 ¥1,095

タイプシンプル バリュー+パケホーダイシンプル+メール使いホーダイプラン+SPモード+iモード
これに通話料とパケット代がつくが、どちらも基本的には課金されないように使っている。
現在通話用としてはテレホンカードを頑張って消費中。この他、データ通信用にはもっぱらMVNOのSIMを使っております。
そんな私がiPhone5C 16GBモデルに機種変更(24月分割)した場合。
毎月1,095円の支払額が¥6,380に(一年目の場合)。差額は5,285円。
24ヶ月合計で支払額26,280円が163,620円に。差額は137,310円。
うーん、無駄です。何よりXiパケ・ホーダイ for iPhoneが無駄。

iモードケータイ(ガラケー)を使っている人の場合、月額料金は典型的な形ではこんな感じになるのではないかと思う。

基本料金 ファミ割/いちねん割 パケット プロバイダ 合計
¥3,150 -¥1,575 ¥390 ¥315 ¥2,280

タイプSバリュー+パケホーダイ・ダブル+SPモード。
それなりに無料通話分を確保し、iモードは基本的にメールのみにとどめてなるべくパケットを抑えつつ、万一のパケ死に備えてパケホダブルを契約しておく、という感じ。
そんな人がiPhone5C 16GBモデルに機種変更(24月分割)した場合。
毎月2,280円の支払額が¥6,380に(一年目の場合)。差額は4,100円。
24ヶ月合計で支払額54,720円が163,620円に。差額は108,900円。
この場合、Xiカケ・ホーダイでドコモ相手無料になる代わり、従来の通話相手を問わない無料通話枠が無くなることにも注意する必要があります。
結構な出費増になりますが、まあこの機会にパケットを使いまくろう!というのならいいかもしれません。

xiでスマホを使っている人だとこんな感じの人が多いのかな。

基本料金 ファミ割/いちねん割 パケット プロバイダ 定額通話 月サポ 合計
¥780 ¥4,935 ¥315 ¥700 -¥1,575 ¥5,155

タイプXiにねん+Xiパケ・ホーダイライト+Xiカケ・ホーダイ。月々サポートが1,575円だと仮定。
2011年に最初のXiスマホを買ってから、もうすぐちょうど2年目を迎えるので、機種変更を考えているとしよう。
そんな人がiPhone5C 16GBモデルに機種変更(24月分割)した場合。
毎月5,155円の支払額が¥6,380に(一年目の場合)。差額は1,225円。
24ヶ月合計で支払額123,720円が163,620円に。差額は39,900円。
もともと月5000円ドコモに払っている方なら、この程度の差額はあまり気にならないでしょう。

通話定額は要らない場合

Xiカケ・ホーダイは要らない、という割り切りで月額料金をちょっと安く押さえることができる。
待受専用、かけるときはIP電話とか公衆電話からテレホンカードとか。
最初の一年(1〜12月)

基本料金 パケット プロバイダ 定額通話 月サポ 合計
¥780 ¥5,460 ¥315 -¥4,095 ¥2,460

次の一年(13〜24月)

基本料金 パケット プロバイダ 定額通話 月サポ 合計
¥780 ¥5,460 ¥315 -¥3,570 ¥2,985

Xiパケ・ホーダイ for iPhoneを変更できるか?

パケット定額プランを他の安いプラン(たとえば、Xiパケ・ホーダイ ダブル)に変更しても、月々サポートを受けることができるか?
これが可能なら、大幅に月額料金を押さえることができるが、可能なのかよく分からない。

iPhoneの「月々サポート」適用条件】
注意iPhoneをご購入、かつ「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」にご加入。

iPhone/料金

これを読むと、「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」に加入することが月サポの条件である、したがって「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」から他に変更すると「月々サポート」は打ち切られるように思われる。
が、同じページに、こうも書いてある。

【Xiの場合の「月々サポート」に関するご注意】
注意ご購入機種に応じた「月々サポート適用額」をご利用料金から月々割引くサービスです。購入月のご利用料金から自動的に割引を開始し、最大24か月(ご購入月含む)の割引をもって終了します。ただし、該当のXi契約に対して、以下の場合には、当該事象が発生した月以降のご利用料金には、「月々サポート」は適用されませんのでご注意ください。

(3)当社指定のパケット定額サービス(注意1)の廃止、または当社指定のパケット定額サービス(注意1)もしくは定額データプラン(注意2)以外への変更をお申込みされた場合

注意1 「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」「Xiパケ・ホーダイ ライト」「Xiパケ・ホーダイ フラット」「Xiパケ・ホーダイ ダブル」「Xiらくらくパケ・ホーダイ」 のいずれか。
注意2 「Xiデータプラン ライト」「Xiデータプラン ライト にねん注意3」「Xiデータプラン フラット」「Xiデータ プラン フラット にねん注意3」「Xiデータプラン2」「Xiデータプラン2 にねん注意3」のいずれか。

iPhone/料金(抜粋)

これを読むと、「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」から「Xiパケ・ホーダイ ライト」または「Xiパケ・ホーダイ ダブル」に変更した場合は月サポは打ち切られず継続するように読める。

よく分かりません。
これはドコモに聞かないと分からないでしょう、ていうか明日あたり誰かが問い合わせた結果がネットに流れると思われる。

仮に変更が可能だとして、機種変直後に「Xiパケ・ホーダイ ダブル」に変更(翌月適用)し、最低額で運用を続けた場合。
最初の1月

基本料金 パケット プロバイダ 定額通話 月サポ 合計
¥780 ¥5,460 ¥315 -¥4,095 ¥2,460

次の11月(2〜12月)

基本料金 パケット プロバイダ 定額通話 月サポ 合計
¥780 ¥2,100 ¥315 -¥4,095 ¥0

次の一年(13〜24月)

基本料金 パケット プロバイダ 定額通話 月サポ 合計
¥780 ¥2,100 ¥315 -¥3,570 ¥0

2月目から料金が月サポを下回っちゃいます。
いわゆるユニバーサル料金だけの3円運用状態です。もったいないので多少パケットを使うか、あるいはXiパケ・ホーダイライトにした方がいいかも。

6ヶ月で解約する場合

仮に、2年縛りの途中で嫌になっちゃった、あるいはスマホ使いこなせないことが分かった、なんて場合。
たとえば、iPhone5C 16GBモデルの端末を一括で購入後、6ヶ月使って解約する場合の負担はどうなるか。

端末価格 6ヶ月間の料金合計 解約金 合計
¥85,680 2460*6=¥14,760 ¥9,975 ¥110,415

18ヶ月分の月サポを放棄して違約金もかかるので、ずいぶん高いコストになりますが、それでも2年間で163,620円払うよりは安く済む。
リセールについても、2年間契約を満了した後に端末を売却するよりは、6ヶ月時点で売却した方が高く売れるだろう。

なお、上記の計算は2〜6月目も「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」を継続した場合。
2〜6月目を「Xiパケ・ホーダイ ダブル」に変更して、かつ月サポが継続されると仮定した場合は2〜6月目は0円で済む。
が、「Xiパケ・ホーダイ ダブル」に変更して月サポが打ち切られると仮定した場合(その可能性が高いような気がする)はかえって割高になってしまう(月間3,195円)ので、6ヶ月解約の場合でも「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」を継続した方が割安になる。

白ロムを使わせよう!

iPhone5Cは、実質iPhone5と同じと言われています(iPhoneのことはよく知らないのでホントかどうかは分からない)。
まあうちの親戚連中からみれば、iPhone5SもiPhone5CもiPhone5もたいして変わらない。
そう考えると、iPhone5C 16GBモデルを機種変させるよりは、投売り状態になっている旧モデルのiPhone5(なぜか私も一台所持しています、なぜだろう?)の白ロムを持たせた方が安い
とは単純には言えない。
SIMロック解除してMVNOのSIMを使わせるにしろ、あるいはルーター持たせてWifi運用させるにしろ、白ロムはサポートが効かない。正確に言うと、端末、通信サービス、それぞれサポートは(限定的ながら)効くけれども、何かトラブルがあったときに通信サービス提供者からは「端末の問題だと思われます」、端末メーカーからは「キャリアの方の問題では?」とたらい回しにされてしまう可能性がある。キャリアで端末を買えば、高いけどたらい回しにされる可能性は低い(だからキャリアで端末を買うと高いのだ)。自分で問題の切り分けができる人なら白ロムは良いけれども、そうでない人にはハードルが高いのだ。
で、私がシニアの方に白ロムを買わせると、経緯から考えて、たぶんサポートの負担は全部私にかかってきてしまうだろうが、全部ひっかぶるのは嫌だ。もともと以前からappleのサービスはほとんど利用したことが無くて、iPhoneも全然知らなくてこれから勉強しようかって程度なんだからさ。

メールが使えねえだとふざけんな

簡単にメールサービスをお使いいただくことができます。って、使えねえじゃねえかよばかやろう。
一番大事なところじゃねえかよ。
SMSは使えるが、spモードメールは一部で予想されていた通り?間に合わなかった模様で、「2013年10月1日(火曜)提供予定」とある。
ホントに来月提供されるか?また延期されるんじゃないの?
少なくとも、10月1日の時点では、満を持して万全の状態でのサービスインではないと考えられる。
これは危ないな。
まあSMS使うように教育すればいいのかもしれないが、私もSMSはあまり使い慣れていないのでちょっと怖かったりする。

その他のサービス

こちらiPhoneで使えるサービスの一覧表がある(pdf注意)。
これをみると、だいたいのサービスはiPhoneでも20日から提供されるか、提供予定のようである。
おサイフケータイが「未定」となっているが、iPhoneで使えるようになるの?
ケータイ補償お届けサービスも「未定」になっているが、AppleCareがあるのに重畳して提供されるのだろうか。よく分からないですね。
そういえばiPhoneユーザーのドコモプレミアクラブはどうなるのだろう。まだ発表がないのだろうか。