周回遅れの日記

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DTIの格安SIMがバージョンアップして増速

古いニュースですが、DTI格安SIMがバージョンアップして増速するそうです。

株式会社ドリーム・トレイン・インターネット(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石田宏樹、以下「DTI」)が提供する、ワンコイン(税抜467円)で使えるモバイルサービス「ServersMan SIM LTE」が、二度目のメジャーバージョンアップを行います。
今回のバージョンアップは、速度、対応デバイス、通話の三点同時バージョンアップ。これからは、AndroidでもiPhoneでも、月額767円(税抜)でパケット使い放題のデータ通信と音声通話をご利用いただけます。

DTIのワンコインSIM「ServersMan SIM LTE」二度目のメジャーバージョンアップ 速度を66%大幅増速(最大250kbps)、iPhoneに完全対応、帯域保証型高品質IP電話の大幅品質改善 | アナウンス一覧:ユビキタスプロバイダ DTI

今回のバージョンアップは、増速、nanoSIM対応、音声通話(IP電話の「ServersMan 050」)だそうです。

こちらの一覧を見ていただければ分かりますが、定額制のプランでは基本料金が月額467円(税抜)と、最安*1なのがDTIの「ServersMan SIM LTE」です
MVNO SIMカタログ【2014春】〜最安SIM編
安い分、内容的にはちょっと… なサービスでもあります。

基本料金だけでは高速通信を利用できないというのが大きな特徴です。
OCNモバイルONE、IIJmioBIGLOBE LTE・3Gといったあたりは、月1000円程度で月間1GB以上の高速通信を利用できるプランを提供していますが、DTIの「ServersMan SIM LTE」は別途有料のオプションを購入しないと高速通信を利用できません。基本料金のままでは低速通信しか利用できません。この低速通信の速度が150kbpsから250kpbsに増速したというのが、今回のバージョンアップの目玉と言うことになります。
低速通信しかできないといっても、かつては他社も高速通信はオプション扱いで、みんな200kbps程度の低速通信が使い放題というだけで満足していた時期もあったのです。使い方次第では、低速通信だけでも役に立つことは多いと思います。
「これこれこういう目的に使う」という、利用目的がすでに明確に決まっている人向けのサービスです。
「なんかよく分かんないけど安いから使ってみるか」みたいな方は止めた方がよろしいかと。

DTIの「ServersMan SIM LTE」に関しては、安定性や帯域規制の面で不満の声をよく聞きます。
現在、私の周りでこれ使ってる人はいないので、実際どうなのかは私には分からないのですが、ネットで検索すると、ちゃんと使えている人がいる一方で、突発的に速度が低下したり、特定のサービスのみほとんどつながらなくなったりするのが頻繁に起こるユーザーも多いようです。要するに実際に使ってみないと使い物になるかどうか分からん、というギャンブル的な面があるようなのです。
その辺りを改善していただいて、「常時低速で速度は出ないけど安定性は抜群の格安サービス」という方向に進化してくれたらいいなあ、と思います。

*1:ぷららモバイルLTEは月額390円でDTIより安いですが、250,000パケットを超えたところで自動的に上の料金プランが課金される2段階定額制のため、DTIの方を最安と表現しています。