周回遅れの日記

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MVNOのシェア1位は?

MVNOのシェア1位はIIJ」という調査結果が出ています。
調査の概要部分は購入しなくても読めます。
2014年4月携帯端末購入に関する定点調査

続いて、MVNO各社が提供している低価格SIMカードを利用していると回答した人(N=219)に利用している通信事業者を聞いたところ、「IIJ(20.5%)」「OCN(18.3%)」「b-mobile(11.9%)」の順にランクインしている。

2014年4月スマートフォン所有率は56.5%、10代の所有率は84.5% 調査結果サマリー(※一部抜粋)

ユーザーに対して、自分が実際に利用している事業者を聞くという形式です。

「利用しているのはどれか?」という質問の仕方であれば、IIJIIJmioが一位というのは、私にとっては非常に納得がいく結果です。
速度の落ちにくさ(契約者数とのバランスがとれている)、低速時の安定性、クーポンスイッチによる高速/低速の切替など、MVNO格安SIMの中では「質」の面ならIIJmioが一番だと思います。これは私がいつも実感していることです。
その分割高なんですけどね。割高といってもそんなに他社と違わないですけど、でもこの分野ではわずかな差額でも敏感に反応する人が多いはずなので…

自分で使うならIIJmioが一番だと思いますが、この調査とは違って「2014年、回線契約数が一番多いのはどこ?」といった調査であれば、やはりMVNOの先駆け、日本通信b-mobileが一番になるのではないでしょうか。
特に、音声通話機能付SIMの契約数に限った調査をやったら、日本通信が圧倒的なシェアを占めると思います。
MVNO格安SIMは、必ずしも自分で利用するために契約するとは限らないのであります。ユーザーとの契約に至った数なら日本通信が一番だと思いますが、契約済みの分と未契約分を含めた、ドコモから借りているSIMカードの数で調査した場合は、OCNのOCNモバイルONEが一番になるのではないでしょうか。ユーザーから見るのではなくて、ドコモから見た場合はきっとOCNがシェア一位だと思います。IIJよりOCNの方が断然多いはず。
あのSIMのばらまきぶりを見ていると、大量にSIMカードを抱え込んでいてさばくのに四苦八苦しているとしか思えません。OCNモバイルONEはSIMパッケージの有効期限が無いということもあり、廉価でSIMパッケージを入手した人が安心して退蔵して未契約のまま大量に眠らせているそうです。
これからOCNモバイルONEのSIMパッケージを買おう思っている方は、くれぐれも正価で買わないようにしてくださいね。どうせどこかでばらまきやってて、SIMパッケージを安く入手できますから。MNOの新規契約数は月次発表をやめちゃうそうですが、もしMVNO格安SIMの月次契約数調査があると仮定したら、6月はきっとケイ・オプティコムmineo(マイネオ)が首位になるのではないでしょうか。IIJmioやOCNモバイルONEやb-mobileはドコモ端末ユーザーを奪い合っている状態ですが、au端末を公式に利用可能としているMVNO格安SIMは、今のところmineo(マイネオ)だけなので。
今月中に他社がau回線利用のMVNOに参入しない限り、au端末を余らせている人がmineo(マイネオ)に一気に集中すると思います。