BICSIMの利用者は満足度が低いというアンケート結果、Wi2が原因か？

BICSIMの利用者はIIJmioの利用者より満足度が低いというアンケート調査がある。
格安SIMの利用者シェアトップは「OCNモバイルONE」、利用者の満足度評価1位は「IIJmio」
このアンケート調査（昨年実施）。
IIJmioとBICSIMを別々にカウントしているのが目を引く。
OCNモバイルONEがシェアトップ。
以下IIJmio、BIGLOBE、BICSIM、日通の順なのだが、生データは載っていないが円グラフを見る限り、OCNモバイルONEとIIJmio＋BICSIMはシェアはほぼ同等であるように見える。
実質的にはIIJmio陣営がシェアトップかもしれない。
（ただし、昨年末以降の施策でまたOCNがシェアを取るんじゃないかと思う）

満足度調査ではIIJmioがトップ評価になっている。
が、BICSIMはIIJmioと比較して「満足」「やや満足」の割合が低い。
これは面白い。というのも、BICSIMはIIJmioに劣るはずがないからだ。
サービスを提供するのは同じIIJmioなのだけれど、ビックカメラ系列で販売しているものに契約特典として無料の公衆無線LANサービスがついてくるのがBICSIMである。

IIJ BIC SIMウェルカムパック SMS非対応 ナノSIM

提供されるサービスではIIJmioよりBICSIMが上、料金は同じなので、本来IIJmioよりもBICSIMの方が満足度が高くないとおかしい。
にもかかわらずBICSIMの「満足」「やや満足」の割合が低いのは、契約特典のwi2のサービスが大幅に変更されたからではなかろうか。
BICSIM契約特典の公衆無線LANはサービスが大幅に変更されます - 周回遅れの日記
無料で利用できるwi2のベーシックエリアのアクセスポイントの数があまりに少ないので、「期待していたのにこんなはずじゃなかった」と思っているユーザーが多いのかなあ、というのが私の推測。

シェア調査ではIIJmioとBICSIMを分けたためにOCNモバイルONEのシェアが高く見えたけれど、逆に満足度調査ではIIJmioとBICSIMを合算したらBIGLOBEに抜かれてIIJmio陣営は2位評価になるのではないか。
なかなか味がある調査結果。