周回遅れの日記

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MVNOサービスの利用動向に関するデータ

昨日、総務省から発表されたMVNOサービスの利用動向に関するデータについて。

総務省では、平成25(2013)年9月に改正した電気通信事業法施行規則及び電気通信事業報告規則の施行に伴い、MVNOに関する報告事項等を変更しました(参考1)。今般、その報告等に基づき、平成25(2013)年12月末時点のMVNOサービスの利用動向に関するデータについて、別紙PDFのとおり取りまとめましたので公表します。

MVNOサービスの利用動向に関するデータの公表(平成25年12月末時点)

適当にコメント付けます。
すいません本当に中身のない適当なコメントです。内容はないよう。

◆ 平成25(2013)年12月末時点のMVNO総契約数は1,375万。1.5億超の契約からなる移動系通信市場全体の中で占める割合は9%程度。

まだ圧倒的少数のMVNOですが、12年12月末時点で1,010万件ですから、1年間で件数では365万件ほど、比率では36%ほど増えたことになります。全体の年間の伸び率は5〜6%くらいだと思われるのでかなりの伸び率です。
ここではMVNOを「BWA」と「携帯・PHS」に分類されています。
「BWA」はほとんどがWimaxでしょうか。「携帯・PHS」は12年12月末〜13年6月末でプラス31万件なのに対し、13年6月末〜同年12月末がプラス124万件となっています。13年3Q以降に一気に増えたわけですが、OCNモバイルONE、ビッグローブ 3G/LTEが新規参入し、これに対してIIJmioが高速通信クーポンを毎月バンドルするようになったり、Wi2付きのBIGSIMを発売したのが13年5月6月ころなので、その影響なのかなあと感じております。
なお、「携帯・PHS」では、全体のうちMVNOの比率は4.9%で圧倒的にMNOが多く、MVNOは少数派です。それに対して「BWA」では全体のうちMVNOの比率が96.7%で圧倒的にMVNOが多くなっています。

◆ MVNOサービスの事業者数は161社。上位33社の契約数は1,317万で、MVNO総契約数の9割を占める。MVNOサービスの主流はデータ通信。

事業者アンケートによると、音声・データ通信を提供しているのは22.4%、音声通信のみを提供しているのは0%です。データ通信に関しては帯域や通信量を絞ることでMNOとの違いを出しやすいのに対し、通話に関してはMNOとの違いを出しにくいのだろうと思います。

◆ MVNO総契約数のうち、過半数(55%)に当たる759万が「MNOと同一グループに属するMVNO」。

「MNOと同一グループに属するMVNO」、つまり三大キャリアグループ内でやってる分が半分くらいを占めているということです。ソフトバンクイー・アクセスがやってるようなやつのこと?

◆ 「SIMカード型」のMVNOサービスの契約数は138万で、MVNO総契約数に占める割合は10%。

1375万件のMVNO契約のうち、MNOと同一グループに属さない独立系の「SIMカード型」は138万件にすぎません。まだまだ意外に少ないですね。
独立系の「モジュール型」は246万件で、SIMカード型よりも普及しています。
これはほとんどWimaxのモバイルルータでしょうか。
「単純再販型」というのもあって186万件、やはりSIMカード型より多い。「MNOと同一の料金プランでサービスを提供する事業形態をとるものをいう」とのことですが、ドコモやSBから提供を受けているディズニーモバイルとかが該当するのだそうです。

◆ 2014年3月末に総務省に届出のあったMVNOに係る月額データ通信接続料については、NTTドコモの場合は、前年度比で57%低減。

ドコモからの接続料は、グラフを見るとみごとに右肩下がりで下がっています。
このままMVNOの需要が増えるともっと下がるのでしょうか。
「SBからのMVNO接続料はドコモの3倍」というのは本当でしたね…

◆ MVNOの認知度は、2012年度の31%から2013年度に48%へと大きく上昇。MVNOを認知していて、利用意向のある回答者の中で、「音声・データ共に利用したい」が61%で最多。

私の感覚では、MVNO知ってる人は3割くらいだと思ってたので48%は多いと思った。
でも、本文を読むと、MVNOを「利用している」が8%、「良く知っている」が11%、「聞いたことがある」が29%とのこと。「聞いたことがある」というのは、よく分かんないけど格安のSIMがあるらしいよ、マツコがCMやってるやつ、みたいな感じでしょうか。そうだとすれば、だいたいそんなもんだろうと思いました。