MM総研のMVNO市場調査

MM総研から「国内MVNO市場規模の推移」という調査が発表されました。
概要はWebで公開されています。

国内MVNO市場規模の推移（2014年9月末） « ニュースリリース | 株式会社ＭＭ総研

半年前にも同様の調査がありました。
MM総研のMVNO市場調査レポート - 周回遅れの日記

気になった点をメモ。

実数ではなくて推定値。

2013年度末（2014年3月末）と比してMVNOは35.7%増の1928万回線に増加。
ただし、増加した448万回線のうち、WimaxとAXGPが三分の二（287万回線）を占める。しばしば「MVNO」と言われるSIMカード型は三分の一にすぎない。

事業者別のシェアは半年前と大きくは変わらない。
4強、OCN＞IIJ＞日通＞ビッグローブ　の順序。
ただし日本通信とビッグローブの間が詰まっている。
日本通信はシェアを落としただけに留まらず、回線数純減。決算発表でも言及されていたがMVPの弾に使われたのが大きい。まあ自分で使うために日通を選ぶ人はあんまりいないだろうね。短期解約で違約金が入るので、MVPの弾にされて回線が減っても収益面ではプラスになるかもしれない。

9月末の調査なので無制限プランで人気を博したぷらら、安い音声プランで注目された楽天モバイルの名前は出ていない。15年3月末の調査では登場するかも。