周回遅れの日記

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Catalyst 13.1を入れてみた

今年からメイン機でWindows7を主に使っているが、デュアルブートWindowsXPもインストールしてある。
その、XPの環境の方で先月リリースされたCatalyst 13.1をインストールしてみた。

メイン機
CPU:AMD AthlonII X2 235e
マザーボード:GA-MA785GPMT-UD2H
グラボ:なし
オンボードグラフィック:Radeon HD4200
ディスプレイ:MITSUBISI RDT231WM (DVI-DVI接続)
OS:WindowsXP Professional SP3

昨年の12.6は特に問題なく使えていた。
年末にSSDを導入してOSを入れ直した際にも12.6を入れていたのだが、13.1を試してみることにした。昨年まではXPを一番使っていたので、不具合があるかもしれない最新のドライバには二の足を踏んでいたけれど、今はもうあまり使うこともないので、その分気楽にどんどんやっちゃえという感じである(その分、7のメイン環境ではまだ13.1は怖くて適用する気になれない)。

結果。やっぱり私の環境では不具合が出る。

古いアナログチューナー(BUFFALOのPC-MV1TV/PCI)を使ってテレビを観ている(なんでいまどきアナログチューナーを使っているかというと、ケーブルテレビのデジアナ変換を利用しているから。J-COMさんありがと)。12.6ではこれで無事にテレビを視ることができていたのだが、Catalysyt 13.1 に更新後、アナログチューナーに付属するPcastというアプリケーションでテレビを観ようとすると強制終了する。
起動した瞬間に落ちる。落ちてまた起動すると、また落ちる。またまた再起動すると今度は他のアプリケーション(ブラウザとかメモ用のテキストエディタとか)が落ちる。
その後も何度も起動し続けると、そのうちに安定して落ちなくなる。なんでだろうと思っていたが、理由が分かった。Pcastとウインドウが重なると落ちるんだ(Pcastか、重なった別のアプリケーションのどっちかが)。「何度も繰り返しているとそのうちに安定する」というのは、Pcastとウインドウが重なるものが全部落ちて重なるものが無くなるから安定するんだ。
幸い、テレビを観るといってもアナログの画質なので、横幅は最大でも720、額縁部分を含めても画面(1920)の半分以下に収まる。だから、画面の右半分にはPcast以外のウインドウを開かないように気をつけていれば大丈夫だった。

他にこういう挙動をするものがないか、ブラウザでYoutubeを視たり、.MP4とか.FLVとか.MPGとか、動画が流れるものをいろいろ再生して調べる。
Windows Media PlayerでDVDを視る(正確には仮想ドライブにマウントした.isoイメージだが、たぶん光学ドライブから視た場合も同じだろう)と、Pcastでテレビを観た場合と同様に落ちることがあると分かった。一回落ちた後に起動し直すと今度はちゃんと再生するので、ウインドウが重なると必ず何かが落ちるPcastほどは深刻ではない。
Media Player Classic などではDVD視聴で落ちることはなかった。

グラフィックの設定を詰めれば回避できるのかもしれないが、面倒なのでやらない。
XPはもうメイン環境ではないし。
とりあえずテレビを観られればいいので、手間をかけずに12.6に戻すことにする。

Catalysyt のアンインストーラからディスプレイドライバをアンインストールして、デバイスマネージャからRadeon HD4200を削除して再起動する。
この後手動で残存している.infファイルなどを削除する…べきなのだが、面倒なのでこのまま再起動したら残っているドライバファイルが自動的に適用されて12.6にならないかな?と期待してそのまま再起動。

再起動後、VGA画質になっているが、デバイスマネージャでRadeon HD4200を調べると、
ドライバの日付 2012/07/03
バージョン 8.970.100.3000
お、無事12.6になっているではないか。
解像度を1920*1080に戻して、Pcastを起動してテレビ画面を出して、ウインドウをいろいろ重ねたり、最小化最大化を繰り返して、何も落ちないのを確認する。

面倒だしこのままでいいんじゃね?
眠いし今日はここまで、と、スタンバイしようとしてスタンバイできないのに気づく。

こんな感じで、「スタンバイ」が暗転して選択できない。

電源設定を調べようとすると何か変。
「電源オプションのプロパティ」に「詳細設定」タブがない。
XPでは、グラフィックドライバの不具合でこういう症状が出ると聞いたことがある。私の場合はCatalystが原因である可能性が高い。
やっぱりちゃんとアンインストールしないとダメなのか、と思ったが、面倒だし眠いし、上書きインストールしたら解決しないかな?と期待をこめて、12-6-legacy_xp32_dd_ccc_whql.exeを実行して上書きインストールして再起動、で無事直った。

WindowsXPを使い続ける意味

もうあんまりない。

XPを使っていた一番の理由はUIの慣れだけれど、もう7にかなり慣れてしまった。
昨年HDDのトラブルが相次いだのだが、XP+AMD+AHCIの環境ではSMARTが読めないのが怖くて、HDDが安定するまでやむをえず7を主に使うことにしたのだが、その「やむをえず」のせいで強制的に7に慣らされてしまった感がある。

私の場合、もうXPじゃないと動かないものは、ハードもソフトもない。
今主に使っているのはWindows7 のx64版なのだが、x86じゃないと動かないというものはある。
その一つが上記のアナログチューナーで、アナログ放送終了後は歴史的使命を終えているデバイスだから、もうx64用のドライバが提供される可能性は皆無。それゆえ主に使っている7x64の他にx86の環境が必要だったのだが、これもXPじゃなくて7か8のx86版をデュアルブートでインストールしておけば足りる(ちなみにブログには書かなかったけど、1/31にWindows7 Enterprise x86版の評価版のライセンス認証を済ませた。これがいつまで使えるか…)。

さらに進んで、今はデュアルブートではなくて、別に一台古いPCをサブ機として買ってしまおうか、と考えている。x86じゃないと動かない場合はOSを再起動するのではなくて、物理的に別マシンを起動するようにした方が良いのでは、ということ。アナログチューナーもサブ機の方に挿し直しておく。メイン機は常にWindows7 x64を起動するようにした方がいろいろと楽ではないか。
それに、私がやるような作業では、普段メイン機の性能に特に不足は感じていないが、たまにデュアルコアで足りないと感じることがあってクアッドコアが欲しいなあと思うこともある。でもメイン機をクアッドコアに換装するよりも、デスクトップのサブ機をもう一台入れてデュアルコア2台にした方が良いのでは?と思いはじめている。普段はどちらかだけを起動し、たまに重たい作業をさせたいときは一台をそっちに専念させて、もう一台は普段使いに使っていれば良いわけだ。どうせたいした作業をするわけではないのだがから、2万円でTrinityのAPUとMBを買って換装するよりも、5000円でCore2DuoかAthlonX2あたりの中古デスクトップを買う方がお得かなあ、という判断。
XPのライセンスはサブ機に回す。Windows8のアップグレード版を適用してアップグレードしても良いが、サブ機はテレビ視聴等のスタンドアロン作業用と割り切ればXPをずっと使い続けてもいいんだよね。

とはいえ、テレビ自体をそんなに視ないので、テレビ視聴用のマシンを買う(しかも、今更アナログ用)というのも何だかなあとも思ったりする。
ちなみに今年に入ってから視た番組は、実はNHK大河ドラマだけだったりします。
昨夜は19時40分ころにCatalystを13.1に更新して、再起動していろいろ確認していたらもう20時、「八重の桜」がはじまる時間で、すぐにPcastを起動したら上記のように落ちまくる始末。おかげで最初の5分くらい見逃した。