Google利用規約の更新について
いつものようにGoogle検索を利用していたら、利用規約が変わるからどうのこうのという警告が出た。
どうも利用規約が変わるらしい。
利用規約の更新情報がこちらに載っている。
現行の2012年3月1日版と、これから適用される2013年11月11日版で、どういう風に文言が変わっているのか、日本語版の利用規約を調べてみた。
太字が新設・改訂部分。
一つめ。「プロフィール名と写真が Google サービスでどのように表示されるかについて」
本サービス内のユーザーのコンテンツ
https://www.google.co.jp/intl/ja/policies/terms/update/regional.html
ユーザーが Google アカウントを持つ場合、ユーザーのプロフィール名、プロフィール写真、Google または Google アカウントに関連付けられた第三者のアプリケーションでの行動(ユーザーの +1 や、ユーザーが記述したレビューおよび投稿したコメントなど)が本サービスに表示される場合があります(広告やその他の商用関連の表示も含まれます)。Google は、Google アカウントでユーザーが行う共有または公開範囲の設定に関する選択を尊重します。たとえば、名前や写真を広告に表示しないよう設定することができます。
「本サービス内のユーザーのコンテンツ」の第2パラグラフと旧第3パラグラフの間に、上記の第3パラグラフが挿入され、旧第3パラグラフは第4パラグラフとなった。
要するにGoogleアカウントを作った以上は、プロフィール名その他が勝手に表示されることがありうるよ、ということが規約上明示されたということだ。
「Googleで何を共有するかはユーザー自身が決められます。」とあるけれども、逆に言うとユーザー自身が何も決めないと公開されっぱなしになるということでもある。
誰かが、ユーザーの利益のために適当な公開範囲を決めてくれるわけではない。ユーザー自身が決めなければならない。
そういう理念が明確にされたということ。
逆から見ると、自身で適切な決定ができない人はGoogleアカウントを使ってはならない。
つまり、Googleのサービスは万人があまねく使えるような性質のものではない、ということでもあると思う。
二つ目。モバイル端末を物理的な意味で安全に使うためのもの。
本サービスのご利用
https://www.google.co.jp/intl/ja/policies/terms/update/regional.html
本サービスの一部は携帯端末でご利用いただけます。注意散漫になり交通や安全に関する法律を遵守できなくなる状態で本サービスを利用しないでください。
「本サービスのご利用」の末尾に第6パラグラフが新設された。
要するに歩きながらスマホとか、運転中スマホとかのことだな。
運転中スマホに起因する交通事故で損害が発生してもそれはGoogleの責任ではない、ということだと思われる。
三つ目。パスワードの秘密保全。
ユーザーの Google アカウント
https://www.google.co.jp/intl/ja/policies/terms/update/regional.html
Google アカウントを保護するため、パスワードは他人に知らせないでください。Google アカウント上や Google アカウントを通じての行動に対する責任はユーザー自身にあります。Google アカウントのパスワードを第三者のアプリケーションで再利用することは避けるようにしてください。ユーザーのパスワードまたはアカウントが不正に利用されていることに気付いた場合には、こちらに記載の手順を行ってください。
「ユーザーの Google アカウント」の第2パラグラフに大幅に加筆された。
パスワードに関してよく言われている一般的な注意事項が規約に明示された。
特に、パスワードの使い回しを明示的に禁じている点に注目。他社から流出した使い回しパスワードを利用して、Googleアカウントが乗っ取られてもGoogleには責任はないよ、ということだな、要するに。