Lightbeam for Firefox を入れてみた
ネット上での行動の追跡状況を明らかにするアドオン、Lightbeam for Firefox ってのを入れてみました。
Mozillaは、ウェブブラウザー「Firefox」向けのアドオン「Lightbeam for Firefox」を公開したと発表した。オンライン上のデータ追跡を可視化するためもので、Mozillaが昨年発表した実験的なアドオン「Collusion」の後継。
あなたのデータを誰が追跡しているか可視化、「Lightbeam for Firefox」公開 -INTERNET Watch Watch
追跡を可視化といっても、何をするアドオンなのかよく分かりません。
Mozilla は誰もが自分の個人データとプライバシーを自分で管理できるようにすべきだと考えており、ユーザが自分の Web 体験について十分な情報に基づいて意思決定できるようにしたいと考えています。
Lightbeam for Firefox: プライバシーに関するユーザの認識を高め、パブリッシャーにオープンデータを提供 | Mozilla Japan ブログ
自分の個人データとプライバシーの自己管理に役立てるという趣旨は分かったのですが、可視化ってどういうことなのかよく分かんない。
分かんないので、とりあえず入れてみました。
アドオンバーに Lightbeam のボタンが追加されるので、それをクリックするとLightbeamタブが表示されます。
これで、アクセス先の各ページにおいて有効な各サードパーティのサイトとの相互関係がよく分かるようになる、ということのようです。私の頭で理解できるように言い換えると、昔はてなブックマークボタンで問題になったようなトラッキングや、クッキーを通じたサードパーティへの情報のやり取りの有無や頻度を、線のつながりや太さで表現するのだ、ということなのだろうと思います、たぶん(あまり自信なし)。
アドオンのインストール直後の私のインターネット上での行動(正確にはFirefox上での行動、というべきか?)はこんな感じです。中心にはてながあって、その周りにGoogleとかPocketとかEvernoteとかTwitterとかがつながっています。滅多に使わないFacebookやMixiがあるところを見ると、たまたまこのはてなダイアリーを開いていたので、ここに設置してあるmixiボタンやFacebookボタンの存在が関係しているのでしょう。○が自分が実際に訪問したサイトで、△が自分が実際に訪問していないけれど、自分の情報が何らかの形で取得されるサイトです。
Listから、特定のサイトの情報取得をブロックすることもできるようです。「ブロック」が具体的に何を意味するのかよく分かりませんが(要するにクッキーの個別設定を変更するってこと?)
インストール直後なので、これだけしか情報がありません。インストールしてからしばらくFirefoxを使って、今はだんだんGraphにサイトが増えてきました。サイトが増えて、今はちょっと人には見せるには恥ずかしいようなGraphになってしまいました。もうGraphのスクリーンショットは見せられません。
そう、これ、自分の行動を分析して自己決定するためには役に立つ情報の集積ではありますが、同時にかなりセンシティブな、人に見せるにはためらわれる情報の集積でもありますね。安易に漫然とインストールしておくと、かえって自分のプライバシーをさらす結果になってしまうかもしれません。
まあ私もよく使い方が分かってないのですが、とりあえず重要そうなポイントをいくつか。
Lightbeam のデータを消したい!
こんな形でデータを集められたくない!集めたデータを消したい!なんて場合は、Lightbeamタブの左側のメニューのReset Dataをクリック。Lightbeamをインストールした直後の状態に戻ります。