周回遅れの日記

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パケホダブル2が無くなっちゃう

パケホーダイ・ダブル2が来年2月から無くなります。
「月サポ欲しいけどパケホフラットは要らない」という人は要注意です。
月サポなんてあてにしてない人にはあんまり関係のない話です。

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、FOMA®・Xi(クロッシィ)®向けに提供しております総合プランとデータプランの一部サービスにおいて、2014年1月31日(金曜)をもちまして新規お申し込みの受付を終了いたします。

「FOMA」・「Xi」向け総合プランとデータプランの一部サービスの新規受付を終了

「パケ・ホーダイ ダブル2」「Xiパケ・ホーダイ ダブル」が終了します。
別名「フラット強制キャンペーン」とでもいうべきか。

月々サポート対象になるパケット定額サービスの一覧です。

名称 下限料金 現在 14年1月31日以降
パケ・ホーダイ フラット 5,460円 月サポ○ 月サポ○
パケ・ホーダイ ダブル2 2,100円 月サポ○ 終了
らくらくパケ・ホーダイ 2,980円 月サポ○ 月サポ○
パケ・ホーダイ ダブル  390円 月サポ対象外 月サポ対象外
パケ・ホーダイ シンプル   0円 月サポ対象外 月サポ対象外
Xiパケ・ホーダイ フラット 5,985円 月サポ○ 月サポ○
Xiパケ・ホーダイ ダブル 2,100円 月サポ○ 終了
Xiパケ・ホーダイ ライト 4,935円 月サポ○ 月サポ○
Xiらくらくパケ・ホーダイ 2,980円 月サポ○ 月サポ○
Xiパケ・ホーダイ for iPhone 5,460円 月サポ○ 月サポ○

たとえば、販売価格37,800円、月サポ1,575円で実質0円!と称して売っているFOMAスマートフォンがあったと仮定します。
この場合、「実質0円」が適用されるためには、ドコモ指定のパケット定額サービスに加入しなければなりません。Wifiで使うからといって、安いパケ・ホーダイ ダブルやパケ・ホーダイ シンプルを選択してしまうと、月サポを受けることはできない仕組みになっています。

ドコモの月々サポートの説明より。
http://www.nttdocomo.co.jp/charge/discount/monthly_support/images/img_01.gif

現在は、パケ・ホーダイ ダブル2を選択することで、上記の例では毎月の支払増加を、プラス2,100円マイナス1,575円の差し引きプラス525円に抑えることができます。パケ・ホーダイ ダブル2の下限料金で使えるのは40,000パケット、約5MBにすぎませんが、それでもファイアウォールで通信対象を絞った上でなら5MB程度でもそれなりに使い途はあります(普段はWifiMVNOでアクセスできるけど月一回程度キャリアの3Gで認証が必要なサービスとか)し、緊急時には使いまくっても上限5,985円払うことでパケ死も防げるということで、パケ・ホーダイ ダブル2にはそれなりに使い途があるわけです。なお、525円で40,000パケットなら1パケットあたり0.013円で、パケホーダイ・シンプルの0.084円より大幅に安くなります。

今回の改定で、その毎月2,100円の「パケ・ホーダイ ダブル2」「Xiパケ・ホーダイ ダブル」が終了してしまいます。

そうなると、上記の例のFOMAスマートフォンを購入する場合には、パケ・ホーダイ フラットを契約してプラス5,460円マイナス1,575円差引きプラス3,885円を毎月支払うか、月サポを放棄するかの2沢になってしまいます。月サポも欲しいけど支払も抑えたい、という中間的な選択肢はなくなってしまいました。まあドコモ回線を使いまくる人はパケ・ホーダイ フラットでいいかもしれませんが、そういうヘビーユーザーはいまさらFOMAスマホ買わないんじゃないですかね。そう考えると、今売れ残っているFOMAスマホについては実質的に月々サポート廃止に等しいような話だと感じます。
月サポが特に増額された場合に、基本料金とダブル2の料金を全て月サポでまかなえてしまうような場合があって、いわゆる寝かし回線としてタダ(ユニバーサル料金だけ)で維持することができましたが、ダブル2がなくなるのでは、今後はフラットで寝かせるのはもう難しいのではないかなあ。

Xiスマートフォンの場合。
たとえば、販売価格37,800円、月サポ1,575円で実質0円!と称して売っているXiスマートフォンがあったと仮定します。
FOMAスマートフォンと同様に、Xiパケ・ホーダイ ダブルを契約することで、毎月の支払がプラス2,100円マイナス1,575円の差し引きプラス525円とすることができます。しかし、来年2月以降はXiパケ・ホーダイ ダブルが終了してしまいます。したがって、選択肢としては、

  • 月々サポート無し 月々の支払はプラスマイナスゼロ
  • Xiパケ・ホーダイ ライト 月々の支払はプラス4,935円マイナス1,575円の差し引きプラス3,360円
  • Xiパケ・ホーダイ フラット 月々の支払はプラス5,985円マイナス1,575円の差し引きプラス4,410円

ということになります。
ドコモの回線でデータ通信をいっぱい使う必要がある人にとっては、Xiパケ・ホーダイ ライトまたはフラットを契約しておけばよろしいでしょう。しかし、あんまりパケットを使わない人、通話中心の人、データ通信はWifiでという人にとっては毎月の支払がずいぶんと重くなることになります。

2014年1月30日までは「Xiパケ・ホーダイ ダブル」の契約ができますから、冬モデルを買うつもりで、月サポ欲しいけどパケホフラットは要らない、という方はくれぐれも遅れないようにしてください。
2月以降は、月サポ要りませんタイプXiにねんの780円だけで結構です、という買い方が増えるのでしょうね。

まあドコモは通信会社ですから、ドコモの回線をいっぱい使ってくれる客を優遇するのは当たり前のこと。
パケホフラット使ってくれない客、月5MBとか10MBとかその程度しか使わない客を排除するのは営利企業としてはある意味当然の話ではあります。
パケホフラット使わない人はMVNOのSIM使ってね、ということでもありましょう。
ただし、「ヤフオクで白ロム買いましたMVNOのSIM買いましたでも使い方が全然分かりません(泣」というような人も大勢おります。そういう人を誰が面倒見るのか、キャリアのサポートから排除しちゃっていいのかというのは重要な問題ではないかなあ、とも感じる次第。