SH-07Dを2週間ほど使ってみて

SH-07Dを2週間ほど使ってみての感想。
小さい、遅い、もっさり、長持ち。
通話用として使うならやっぱこのくらいのサイズがいいと思います。
ポケットに普通に入るサイズ。
とはいえ、まだ通話に慣れていないところがあって、応答保留しようとして間違えて着信拒否する事故がすでに一回ありました。しばらくは着信があるたびにドキドキしなければなりませぬ。
あと、SH-07Dは公共モードが非対応です。えっ、いまどきのスマートフォンは公共モード非対応が普通なんですか？そいつは知らなかった。

スマートフォンとしては、もっさり。
なんといってもCPUはSnapdragon MSM8255 1GHz のシングルコアです。
いまどきシングルコアはねえよ、と感じる人も多いでしょう。2012年夏の時点ですら時代遅れです。今は二周回遅れですな。
クアッドコアのタブレットと比べたらもちろんのこと、デュアルコアのスマートフォンよりもかなり遅く感じます。
でもメールを読むとかSNSのタイムラインを眺めるとか地図を調べるとか、その程度なら差し支えはありません。ゲームやったり動画見たりするとイライラして壁に投げつけたくなると思いますが。
要はやることを限定して使えば良いのだ、ということです。
逆にはじめてスマートフォンを買う人が、これ一台でなんでもやろうとすると破綻すると思います。私も他にデスクトップPCがありタブレットがありスマホがあるからこれを許容できるわけで、これ一台でなんでもやろうとしたら絶望しちゃいますね。

同じCPUでAndroid2.3.4のP-01Dと比べると、体感ではあんまり変わらなかったりします。
SH-07Dの方がきびきび動いているようで、実は処理がなかなか終わっておらずちょっとイライラさせられるケースがよく見受けられます。
ただし手持ちのP-01Dはrootを取ってバックグラウンドで動くプリインアプリを大幅にそぎ落としており、SH-07Dはプリインアプリがまだほとんど残っているという点は考慮する必要がありますが。「調教済みのP-01D＝未調教のSH-07D」という感じです。「調教済みのP-01D＜調教済みのSH-07D」になることを祈っています。とはいえroot取れないので、やれることはアプリの無効化くらいですけど。

SH-07Dはシングルコアで、遅いです。
でも、そのシングルコアが幸いしたのか、電池持ちが非常にいい感があります。1,520mAhしかないんですけどね。はっきり数字で示すことはできませんが、FOMA機で比べても、手持ちの1200mAhのP-01Dや、他の人が持ってる1840mAhのSO-03Dと比べてもかなり電池が長持ちするような感じがします。
電池が長持ちする点でも、iモードケータイ（ガラケー）に近い機種というイメージ。
通話用、通話待受を主用途とするのに向いていると思います。　…いや、だったらスマホじゃなくてガラケーのままでいいじゃん、という気もしますがそれは言わないお約束。