周回遅れの日記

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Hi-hoの音声通話機能プランも300円値下げ

ドコモ回線を利用したMVNO格安SIMhi-ho LTE typeDの音声通話機能プランが値下げされることになりました。

株式会社ハイホー(本社:東京都千代田区代表取締役社長:小林弘一、以下ハイホー)が運営するインターネットサービスプロバイダー hi-ho(ハイホー)は、「hi-ho LTE typeD」シリーズで提供している音声通話対応SIMの月額利用料金を2014年7月1日から値下げいたします。
「hi-ho LTE typeD」シリーズで音声通話対応SIMを選択された場合に追加で発生する月額利用料金が1,000円から700円に値下げとなるため、音声通話をより安価でご利用いただけるようになります。

hi-ho、「hi-ho LTE typeD」シリーズの「音声通話対応SIM」月額利用料金を値下げ

hi-hoは今ではIIJグループで、「hi-ho LTE typeD」もIIJから提供を受けています。
今回の値下げは、本家IIJmioの音声通話機能付SIMの値下げに対応したものと思われます。本家IIJmioは期間限定キャンペーンという形式を取っていますが、hi-hoは端的に「値下げ」と表現していますね。
IIJmioの音声通話機能プランが300円値下げ - 周回遅れの日記

アソートは音声SIM一枚あたり1,170円(税抜)

毎月1GBの高速通信を3枚のSIMカードでシェアして使える「アソート」コースは、本家のIIJmioにない独自性のあるプランです。本家IIJmioで複数のSIMカードを使おうとすると、月額2,560円(税抜)で毎月3GBの高速通信が可能なファミリーシェアプランになってしまいますが、3GBも要らないからもっと安く複数SIMが使いたいという方には「アソート」がお勧めです。

「アソート」は、データ通信専用タイプでは月額1,409円(税抜)。
これに音声通話機能を追加する場合、従来は音声通話対応SIM料金*1が1枚あたりプラス1,000円(税抜)かかりましたが、7月からプラス700円(税抜)に値下げされることになりました。

たとえば、1人のユーザーが、メインの通話用スマホに音声SIMを入れ、7インチタブレット1台と10インチタブレット1台にそれぞれデータ通信専用SIMを入れて使う場合は、7月からの毎月の料金は1,409円+(700円×1)=2,109円(税抜)となります。

父、母、子の家族3人が、それぞれの1台のスマホに1枚の音声SIMを使う場合は、7月からの毎月の料金は1,409円+(700円×3)=3,509円(税抜)となります。音声SIM1枚あたりでは1,169,6円(税抜)となる計算です。

注意すべき点としては、キャリアのプランに比べて月額料金が安くなる分、無料通話がありませんので、通話はすべて20円(税抜)/30秒の従量課金です。使い方次第では、従量課金がかさんでかえって高くなる可能性があります。第三者課金サービスを利用したり、特に家族間では050電話などを利用することで通話料の節約につとめる必要があります。
また、1人1GBならともかく、一家族3人で1GBの高速通信をシェアするのはちょっと厳しいかもしれません。高速/低速通信の切替*2や、公衆無線LANサービスを上手に使ってモバイルデータ通信の通信量を節約することが必要となってきます。万人に勧められる使い方ではない、かもしれません…

3人でMNP転入できる

「アソート」には本家IIJmioにない特徴がもう一つありまして、SIM3枚でMNP転入ができるのです。

本家IIJmioのファミリーシェアプランにMNP転入する場合、転入できるのは1契約あたり1回線で、しかも新規申込時に限る、という制約があります。

MNP転入は、mio高速モバイル/D 1契約につき1回線のみで、新規にmio高速モバイル/Dをお申し込みいただく場合にのみ可能です。

複数の回線でMNP転入をしたいのですが、どうしたら良いですか

したがって、父、母、子の一家族3人が、IIJmioのファミリーシェアプランに3人まとめてMNP転入することはできません。3人中1人だけ(たとえば父)がMNP転入して、残り2人(母子)は新規で契約する形でないと、ファミリーシェアプランを契約することはできません。この場合、MNP転入する1人は以前の電話番号を継続して使用することができますが、残り2人は以前の電話番号を継続して使用することはできなくなってしまいます。

これに対し、hi-hoの「アソート」ではそのような制約はありません。
最大3人がMNP転入する形で契約することができます。手数料がかかってしまいますが、後からMNP転入の形でSIMを追加することも可能です。
なお、契約名義人が同じでないとMNP転入ができない点には注意が必要です。
父、母、子の一家族3人が「アソート」にMNP転入する場合には、3人の回線契約の契約者名義を誰か代表者1人(たとえば母)の名義にそろえてから、母の名義でhi-hoに申込を行ってMNP転入することになります。

*1:3枚まで700円なのか、それとも1枚あたり700円なのか、Webサイトの表記を見ただけでは分かりにくいです。はっきりと「音声1枚あたり700円」と明記して欲しい。

*2:本家IIJmioと違って、公式サイトからの切替が必要で、専用アプリを用いた簡単な切替は今のところ利用できません。