周回遅れの日記

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使わない月は維持費380円のMVNO 「ぷららモバイルLTE」(FOMA非対応に注意)

株式会社NTTぷららは、SIM提供型のMVNOデータ通信サービス「ぷららモバイルLTE」の提供を11月1日に開始する。料金プランは、月額380円〜2480円の「二段階定額プラン」と、月額1980円の「定額プラン」の2種類。

ぷらら、モバイルデータ通信「ぷららモバイルLTE」11月1日開始 -INTERNET Watch Watch

新規参入が続くMVNOのSIMですが、パケホーダイダブル的な料金体系です。
ちょっと興味がわいてきた。「2枚目MVNO SIM」として。

 「二段階定額プラン」は、月25万パケットまでは月額380円、25万パケットを超えた場合は月額2480円となるプラン。初期費用は3150円。月間データ通信量制限はなく、1日の通信量が100MBを超えた場合は、当日中の通信速度が最大200kbpsに制限される。データ通信を使用しない月は月額380円となるため、2台持ちをしたいユーザーや、長期の海外出張での不在やカーナビとしての一時的使用が多いユーザーに利用しやすいプランだとしている。

ぷらら、モバイルデータ通信「ぷららモバイルLTE」11月1日開始 -INTERNET Watch Watch

この「二段階定額プラン」、使わないとき(月25万パケットまで)は月額380円で維持できます。
25万パケットとはどのくらいか?というと、
1パケット128バイトで換算すると、25万パケット=3200万バイト
32,000,000バイト÷1024=31,250キロバイト
31,250キロバイト÷1024=30.51メガバイト
つまり、だいたい30MBです。
1024で割ってるからKiB、MiBと言うべきかもしれませんがそこはあまり突っ込まないで。

なお、本家ドコモのパケホーダイダブルと比べてみると、下限料金で維持できるのは、

名称 下限料金 下限料金で使える通信量 MB換算
パケ・ホーダイダブル   390円   4,650パケット 約0.57MB
パケ・ホーダイダブル2  2,100円  40,000パケット 約5MB
Xiパケ・ホーダイダブル  2,100円  40,000パケット 約5MB
ぷららモバイルLTE 二段階定額プラン   380円  250,000パケット 約30MB

こんな感じになります。
下限料金で使える量が結構多いのが魅力です。

たった30MBと思われるかもしれませんが、私が2枚目のSIMに求めるものを考えればその程度で十分です。
もちろん、主たる通信手段として使おうとすれば、月30MBではとても足りません。
2枚目としてだから、その程度で良いということです。スマートフォンはやたらめったらと通信しようとするので、パケ漏れを防ぐのが非常に難しいですが、十分に調教した端末なら大丈夫(逆に言うと、ちゃんと調教できていない端末では「何もしなくても」あっという間に30MBなんて余裕で超えるのは間違いありません)。もちろんファイアウォールアプリは必須だと思います。

基本的には、Wifi接続メインの端末に挿しっぱなしにして、普段は月額380円で維持しつつ、いざ必要になったときは月額2,480円で使い放題になるというのも非常に魅力です。ただ、「いざ必要になったとき」を考えると、高速通信の一日の通信量制限100MBはちょっと残念かな。IIJmioのような使い勝手のいい高速/200kbpsスイッチが提供されるといいんですが。でも、私の場合はIIJmioでの経験上、高速通信を一日100MBも必要とすることはまずありません。動画見まくったりゲームする人は別でしょうが。

今なら初期費用が要らないのもうれしい。
2014年1月31日(金)まで、初期費用無料、初月料金無料のキャンペーンをやってます。

12ヶ月縛り?13ヶ月縛り?

契約期間の縛りががあります。縛り期間内に解約すると契約解除料10,500円(これは税込み?税抜き?)。
ただ、下限料金が月額380円とかなり安めなので、解約するより380円で寝かせた方がいいのではないでしょうか。

ぷららモバイル(LTE)の「二段階定額プラン」および「定額プラン」は12ヶ月間の最低利用期間を設けております。
*利用開始日を含む月を利用開始月とし、利用開始月から12ヶ月以内に本サービスを解約された場合、契約解除料(10,500円)が発生します。
*解約月の月額費用は全額発生します。(日割り計算は行いません)
*サービス解約月末までご利用いただけます。

ぷららモバイルLTE予約先行受付フォーム|ぷらら

たとえば、13年11月1日を利用開始日とした場合、11月いっぱいは月額料金は無料です。
13年11月から12ヶ月以内に解約すると違約金ですから、13年11月から12ヶ月、14年10月31日まで解約すると違約金がかかります。14年11月1日になれば違約金無しで解約することができ、その場合も14年11月分の料金は満額課金され(日割計算無し)、14年11月いっぱい利用できるということになります。
つまり「13ヶ月縛り」ですね。
利用開始日が13年11月30日でも支払額と縛り期間は同じですが、最初の29日分損をします。だから利用開始日がなるべく月の初めになるようにするのがお得。

仮に下限料金で13ヶ月ずっと運用可能だと仮定すれば(必ずしもそう都合よくいくとは限りませんが…)、13ヶ月分の費用は380円*12=4,560円で済みます(ユニバーサル料金除く)。
SMSオプションは別途必要ですが、2枚目のSIMにはSMSは要らないや。

うーん、結構魅力的だなあ。
ただ、今すぐに必要というわけではないので、今年いっぱいくらい様子を見たいと思います。
初期費用無料キャンペーンは来年1月まで続きますから、急ぐことはないという感じ。
品質的にどうなのかは結構気になるので。安かろう悪かろうで良ければDTIという選択もあるわけですから。

やっぱり落とし穴があった!LTE端末限定!

ああここまで書いた後に落とし穴を見つけた。

*対応するデータ端末は、別途お客様側でご準備いただく必要があります。3G専用端末はご利用いただけません。

株式会社NTTぷらら|インフォメーション

3G専用端末は使えません
つまりFOMAスマホはダメです。
LTE対応じゃないとダメです。そういえば名称が「ぷららモバイルLTE」だった…

いやあ、これはダメだ。
私の場合、古い3G専用端末であるドコモP-01Dにこれを挿しておくつもりで計画を考えていたのですが、これで白紙に戻りました。
古い3G端末に挿しておくSIMとしてこれを考えていた人結構多いかもしれません。残念。

LTE端末を使えばいいんですが、実はドコモのLTE端末は持ってなかったりします。
LTE端末を入手すればいいんですが、わざわざ高いLTEを予備機として買いたくはないなあ。
予備機に充てるなら、やっぱり古いFOMAです。

とはいえ、春先にOCNモバイルエントリー(当時)が、最初3G端末非対応でスタートして、後から3G端末対応になったこともあるので、ここも3G端末対応になるかもしれませんが、初期費用無料キャンペーン期間中に対応してくれるかどうか…