周回遅れの日記

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mineoとIIJmioを比較

ケイ・オプティコムの提供するau回線を利用したMVNOmineo(マイネオ)と、ドコモ回線を利用したMVNOIIJmioを比較してみます。

根本的な違いとして、利用できる回線が違う。
mineo(マイネオ)はau回線で、LTE限定。IIJmioはドコモ回線で、LTEも3Gも使える。

利用できる端末が違う。
mineo(マイネオ)は、au端末のみ(動作確認端末一覧はこちら)で、LTE非対応端末は使えない。
IIJmioは、au端末は基本的には使えない(動作確認端末一覧はこちら。)が、SIMロックを解除すると使える場合がある(動作保証はなし)。LTE非対応端末でも使える。

mineo(マイネオ)が優位な点

mineo(マイネオ)では、050電話の「LaLa Call」の基本料金100円が無料になる。
IIJmioでは050電話のサービスはない。

mineo(マイネオ)ではプロバイダメール(****@mineo.jp)を一回線一個利用できる。
IIJmioはプロバイダメール無し。

高速通信容量を追加する場合はmineo(マイネオ)の方が安い。
mineo(マイネオ)のパケットチャージは150円(税抜)/100MB。
IIJmioの追加クーポンは324円(税抜)/100MB
IIJmioの追加クーポンは300円(税抜)/100MB。
訂正します。指摘していただいた方ありがとうございます。

低速通信での3日間の通信量制限はmineo(マイネオ)の方が緩い。
mineo(マイネオ)は低速通信時は制限なし。IIJmioは、200kbpsの低速通信で366MB使うと20kbp程度に制限されることがあり得る。

高速通信容量のシェア(パケットシェア)は、mineo(マイネオ)の方が柔軟に行える。
IIJmioで複数SIMでシェアしようとすると、ファミリーシェアプラン(最大3枚)を利用する場合に限られる。

au端末でmineo(マイネオ)を使う場合、テザリング可能。auなのでデザリングもおそらく可能。
ドコモ端末でIIJmioを使う場合、APNが固定されて、そのままではテザリングできない場合が多い。私も困っとります。

mineo(マイネオ)は、6月2日までの先行予約で割引きキャンペーン実施中。シングルタイプの基本料金980円(税抜)相当分が7〜12月の半年間割引になる。
それに対し、IIJmioは初期費用も月額料金も割引をほとんどやらない。けち。

IIJmioが優位な点

通常料金では、基本料金はIIJmioが安い。
高速通信月1GBのIIJmioミニマムスタートプランの月額基本料金は900円(税抜)。
mineo(マイネオ)シングルタイプの月額基本料金980円(税抜)。

高速通信月2GBで月額1,520円(税抜)のIIJmioミニマムスタートプランに相当するプランはmineo(マイネオ)には存在しない。

mineo(マイネオ)はシングルタイプでも13月縛りがある。
IIJmioのデータ通信専用SIMでは、最低利用期間は2月。

IIJmioは高速通信/低速通信を自由に切り替えて、高速通信容量を節約できる。
mineo(マイネオ)は切り替えできない。Wi-Fiをうまく使わないと高速通信容量をどんどん消費してしまう。

高速通信での3日間の通信量制限はIIJmioの方が緩い。
IIJmioは高速通信では制限無し。mineo(マイネオ)は3日で500MB使うと当日13時〜翌日13時まで200kbpsに制限される。

mineo(マイネオ)のシングルタイプはSMSオプションがない(ただし、動作確認済みのau端末では、非SMSのSIMでもセルスタ問題は起こらないとのこと)。

IIJmioのうち、ビックカメラ系列で販売されるBIC SIMは、公衆無線LANのwi2を無料で利用することができる。mineo(マイネオ)には公衆無線LANサービスはない。
…ただし、wi2はサービスを縮小中(こちらを参照、au契約者向け専用になりつつある)なので、この点のメリットは薄れている。wi2を運営するワイヤ・アンド・ワイヤレスau系列なので、将来はむしろmineo(マイネオ)の方がau Wi-Fiを使えるようになる逆転があるかも?

mineo(マイネオ)が優位な点(音声通話付デュアルタイプの場合)

基本料金はmineo(マイネオ)が安い。
mineo(マイネオ)のデュアルタイプは1,590円(税抜)。シングルタイプ比でプラス610円(税抜)。
IIJmioミニマムスタートプランは1,900円1,600円(税抜)。音声無しSIMからプラス1,000円700円(税抜)。
IIJmioは14年7月から値下げします。一番下の追記参照。

mineo(マイネオ)には有料オプション三者通話サービス、留守番電話サービスがある。IIJmioには相当するサービスが無い。留守電サービスがあるのはいいなあ。

mineo(マイネオ)では、同居する家族でまとめてMNP転入して、家族内でモバイルデータ通信の高速通信容量をシェアすることができる。IIJmioだと、グループでMNP転入してもデータ通信の高速通信容量をシェアすることができない。代表者以外の電話番号を変えるか、シェアをあきらめるかの2択になる。

IIJmioが優位な点(音声通話機能付SIMの場合)

短期解約時の費用はIIJmioの方が安い場合がある。
たとえば14年6月中に利用開始して、15年5月中(11月目)に解約する場合、mineo(マイネオ)は解約清算金9,500円(税抜)が満額発生するが、IIJmioの音声通話機能解除調定金は(12−11)×1,000=1,000円(税抜)で済む。

(追記)

14年7月1日からIIJmioの音声通話機能SIMの月額料金は300円値下げされて、合計1,600円(税抜)になります。明らかにmineoを意識した料金ですね…
一応「期間限定キャンペーン」という形式ですが、キャンペーン期間終了後もそのまま恒久値下げになる可能性が極めて高いと思われます。
「IIJmio高速モバイル/Dサービス」において音声通話の月額料金を引き下げるキャンペーンを実施
IIJmioの音声通話機能プランが300円値下げ - 周回遅れの日記