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SMSの代わりにモバイルアプリを使用してDropboxの2段階認証を使う

SMSの代わりに、モバイルアプリを利用して、オンラインストレージ、Dropboxの2段階認証を使ってみます。
2段階認証を無効にする」の続きです。

SMSでセキュリティコードを受信する方法は、SMSを受信できるモバイルデバイスが必要です。
たとえば、MVNOのデータ通信専用のSIMカードを利用している場合は、SMSを受信することができません。
そのような場合でも、認証用のモバイルアプリを利用することで、2段階認証を設定することができます。

ここでは、IIJmio(BICSIM)のデータ通信専用のSIMが入っているiPhone5sに、Google Authenticator という認証アプリをインストールして、2段階認証を設定します。

あらかじめ、iPhone5sApp StoreからGoogle Authenticatorをインストールしておきます。

WindowsPCで、WebブラウザDropboxサイトにログインします。
「設定」>「セキュリティ」タブを開き、「2段階認証 ステータス 有効」の「有効」をクリックします。


2段階認証を有効にする
2段階認証により、お使いのアカウントにもう一段階の保護層が追加されます。Dropboxウェブサイトへのログイン、または新しいデバイスをリンクする際に、パスワードと携帯端末に送信されたセキュリティコードの両方を入力する必要があります。

説明を読んだら「スタートガイド」をクリックします。

「モバイルアプリを使用」にチェックを入れて、「次」をクリックし、認証アプリの設定を行います。

認証アプリの設定方法は二つあります。
一つは、バーコードをスキャンする方法です。モバイルデバイスにカメラが必要です。

PCのWebブラウザで、バーコードを表示させておきます。

2段階認証に使うモバイルデバイスで、認証アプリを起動します。
ここではiPhone5sで、Google Authenticatorを利用します。

Google Authenticatorを起動したら、右上のペンのマークをタップします。

「+」をタップします。

「バーコードをスキャン」をタップして、PCのWebブラウザのバーコードをカメラで撮影します。

iPhone5sで、セキュリティコードが生成されます。

コードをタップするとクリップボードにコピーされます。

セキュリティコードには有効期限が限られており、コードの右側の●が残り時間を示しています。
残り時間が少なくなると、コードが赤く表示されます。
期限が切れると、また自動的に新しいコードが生成されます。

再びPCのWebブラウザに戻り、右下の「次」をクリックします。

2段階認証を有効にするために、iPhone5sの生成したセキュリティコードを入力して、「次」をクリックします。
セキュリティコードの有効期限に注意してください。

オプションですが、予備の携帯電話の電話番号を入力することができます。
もし、iPhone5sを紛失するなど利用できないときは、予備の携帯電話のSMSでセキュリティコードを受信することができます。
正しく番号を入力したら、「次」をクリックします。

英数字16桁の緊急用バックアップコードが表示されます。
iPhone5sを盗まれたり壊した場合でも、「最終手段」として、この緊急用バックアップコードを使用すれば2段階認証を無効にすることができます。
バックアップコードを書き留めて保管しておきます。
準備ができたら、「2段階認証を有効にする」をタップします。

2段階認証が有効になりました。「完了」をタップします。

シークレットキーを利用する

モバイルデバイスにカメラがないなど、バーコードをスキャンできない場合には、その代わりにシークレットキーを利用することができます。
PCのwebブラウザでシークレットキーを表示し、「手動で入力」で、シークレットキーをモバイルデバイスに入力します。

2段階認証が有効かどうか確認する

2段階に認証が有効かどうか確認するには、、Dropboxサイトにログインして、「設定」>「セキュリティタブ」を開きます。

2段階認証のステータスが「無効にする」と表示されていれば、現在は2段階認証が有効な状態です。

モバイルアプリを利用してログインする

基本的にはSMSを利用する場合と同じですが、SMSを受信する代わりに、モバイルアプリで生成したセキュリティコードを使うのが違います。

ログイン時に、メールアドレスとパスワードを入力した後、モバイルアプリで生成したセキュリティコードを入力して「コードを送信」して、ログインします。

モバイルデバイスを紛失してしまった場合などは、セキュリティコードを入力する代わりに、「認証アプリを使用できません」をクリックします。
その後は、SMSを利用していた場合と同様に、予備のモバイルデバイスでSMSを受信するか、緊急用バックアップコードを利用して2段階認証を無効にします。