周回遅れの日記

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HIDISKのMicroSDHCカード

先日、別の用事で量販店に行った。
目当てのものが無くて手ぶらで帰ろうと思ったが、ふとワゴンセールでClass10の16GBのMicroSDHCカードが999円で売られているのが目にとまり、何となく買ってきてしまった。

今32GBのMicroSDHCカードをスマートフォンに入れているのだが、32GBは過剰で16GBで足りるのではないかと感じていたので、ちゃんと動けば買ってきた16GBのMicroSDHCカードをスマートフォンDocomo P-01D)に挿して、既存の32GBのカードは別の負荷の軽い用途に使うつもりでいる。既存の大容量の32GBは大事に使って寿命を延ばす一方、日常的に読み書きさせる用途には16GBの安いものを充てて使い倒してしまおう、という目論見。

買ってきたもの。HIDISKという、よく知らないブランド。
輸入元はこちらであるらしい。

Amazonで1,236円で売られているものと同一ではないか、と思ったが、よく見ると型番が微妙に違う(HDMCSDH16GCL10JP と、HDPMCSDH16GC10)ので、同一とは断定できない。

帰宅して、PCの内蔵型カードリーダに挿してみるが、いきなり認識しないトラブル。
ただし、私が使っている内蔵カードリーダ(DN-ICR07)は某問屋の安物で、トラブル(というか相性問題?)が多いので、カードリーダー側の問題である可能性もある。

別のカードリーダ、Buffalo BSCRSDU2SVに挿してみたら無事認識した。

気を取り直してCrystal Disk Mark で速度を測ってみる。
ちょっとワクワク。

がっくり。
リードとシーケンシャルライトは合格。
Class10の基準は上回ってる。1000円の安物だしこんなものですよね。

問題はランダムライトで、512Kが1.2MBps、4Kが0.027MBpsしか出ない。
スマートフォンで使っている、32GBのMicroSDHCカードは、ランダムライト512Kで 10.706MBps、4Kで1.155 MB/s出ている。
それに比べるとランダムライトが10分の1以下になってしまった。
安物買いの銭失い」という言葉が頭をよぎる。
単なる読み出し専用ならこれでもいいかもしれないが、スマートフォンでSDカードにいっぱいアプリを移しまくって使うことを想定しているので、書き込み速度が低すぎるのはとても不安だ。

「ベンチで速度が出ないので返品します」なんてのが認められるはずがないし、使用開始前の儀式としてエラーチェックをしてみる。
まずh2testwでテストする。

エラーは発見できなかった。所要時間60分くらいか。

Test finished without errors.
You can now delete the test files *.h2w or verify them again.
Writing speed: 10.1 MByte/s
Reading speed: 19.2 MByte/s
H2testw v1.4

続いて、ChkFlshでテストする。

「物理デバイスとして」「読み書きテスト」「フルパターン」でテストする。所要時間10時間くらい。

パス #1 が完了しました。 0 個のエラーが検出されました。
テストが完了しました。 合計 0 個のエラーが検出されました。

幸か不幸(?)か、MicroSDカードにエラーはなかった。
割り切って使ってしまおう。

といっても、データを移したりの作業があって、いきなりお引越はできないのだが、相性問題が生じないか、カードを差し替えて様子をみる。
ちゃんとマウントして認識したので、相性問題で即死という最悪の展開にはならなかった。
SD Tools で速度を測ってみる。

書き込みが10MBpsを切ってしまったが、別のClass10のカードで測っても9.5MBps程度しか出なかったので、おそらくスマートフォン側がボトルネックになって9.5MBps程度しか出ないものと思われる。

今、スマートフォンがちょっと不安定で、問題を複雑化させたくないので、まだカードのお引越はしないことにする。