周回遅れの日記

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最後のFOMA機&幅の狭いスマホは?

絶対にXiにしない、と決めているわけではありませんが、できればあと2年くらいはFOMAの契約のままでいたいと思います。
仮にFOMA端末を買い換えるとしたら、何があるのだろう?ということを調べてみました。

今のスマートフォン、P-01Dであと1年くらい何とかなるだろうとは見込んでいます。
壊れなければ2年使えるのではないか。
が、Android2.3は見捨てられちゃうような気もしています。ドコモメールのアプリが提供されるのがAndroid 4.0以上なので、4.0がしきい値になるかもしれない。逆に言うと、Android 2.3 のままでいいなら、今のぽいどを買い換える必要はない、と考えています。
したがって、下記の表では(比較のため記載したP-01Dを除き)公式にAndroid4.0以上が提供されているモデルだけを記載しています。

もうXi非対応の新製品は出ることはないだろうから、廉売されている旧製品の売れ残りか、ヤフオク等で白ロムを買うことになります。したがって、下記の表にはすでに販売終了となっているものが含まれています。

下記の表はスペックのうち一部しか載せていませんが、私の買換え検討用の表なので、私が重視している項目だけ抜粋しています。重視しているのは大きさ、テザリング対応、MicroSDカードが内蔵できること、そして将来ガラケー(フューチャーフォン)と一本化するためにおサイフケータイ対応も要る。

スペック表はドコモの公式サイトからできるだけ正確に拾ったつもりですが、もし間違いを見つけた方、ご面倒ですがコメント欄でご指摘いただければありがたく存じます。

FOMA、標準UIMカード

名称 OS 画面 サイズ 重量 RAM 財布 テザ 待受/通話 SD
P-01D 2.3 3.2 110 * 55 * 12.8 117 512MB × 360/250
SC-02C 4.0 4.3 126 * 66 * 8.9 120 1GB × 640/430
SO-03D 4.0 4.3 126 * 66 * 11.9 149 1GB 400/430
SC-04D 4.2 4.7 136 * 68 * 8.9 138 1GB × 200/410
L-02D 4.0 4.3 128 * 69 * 8.9 138 1GB 330/380

凡例、「OS」はAndroidのバージョン(公式にアップデートが提供されている場合はアップデート後の最新版)、「画面」はインチ、「サイズ」はミリメートルで高さ*幅*厚さ、「重量」はグラム、「財布」はおサイフケータイの対応の有無、「テザ」はWifiテザリング対応の有無、「待受/通話」は3G待ち受け時間(時間)と3Gの通話時間(分)、「SD」はMicroSD/SDHCカードを内蔵できるか

今私のSIMは昔ながらの標準サイズです。
標準UIMカード対応で、Android4.0対応のFOMA端末は以上4機種しかありません。
SC-02Cのみ2011夏秋モデルで、その他3機種は2011冬-12春モデル。
この4つのうち、おサイフケータイ対応はL-02DかSO-03Dの2機種。
この2機種を比較すると、ROM(内部ストレージ)が4GBと16GBでだいぶ違うとか、BluetoothのHIDプロファイルが標準でないとか、赤外線非対応とか、ユーザーが多くて情報が豊富とかでSO-03Dが良い。
なるほど、SO-03Dが標準SIM最後の標準機と言われた理由が納得できました。

が、サイズ的にはSO-03Dには不満があって、あんまり欲しい気がしないのです。
先日量販店で触ってきましたが、サイズとして使いにくいなあと感じました。
どうも私はP-01Dの小さいサイズ(特に幅の狭さ)に慣れてしまっていて、幅65mm前後の標準的な幅のスマホを持つと「でかいなあ」と感じてしまうのです。このあたり、世間の流行とはズレが生じています。世間では「大画面でリッチなコンテンツ観賞、そのために高さと幅は広く、厚さは薄く」が流行ですが、私は「画面は小さくていいから持ちやすさ重視で幅は狭く、厚さは薄くなくていい」です。

とはいえ、標準サイズのUIMカードならSO-03D一択ですね。
ていうか、小さいスマホが欲しいと言いながらSIMカードは変えないで、というのはおかしい、と我ながら思います。

作っていて気づいたが、要するにRAM1GBあれば4.0にアップデート、1GBに満たなければ2.3のままなんですね(例外あり)。

FOMA、miniUIMカード、2011-12冬春

名称 OS 画面 サイズ 重量 RAM 財布 テザ 待受/通話 SD
P-04D 4.0 4.3 123 * 62 *7.8 103 1GB 350/220 ×
T-01D 4.0 4.3 129 * 64 * 8.8 120 1GB 400/330
P-02D 4.0 4.0 123 * 64 * 10.2 128 1GB 400/270
SO-02D 4.0 4.3 128 * 64 * 10.3 144 1GB × 360/390 ×
SH-01D 4.0 4.5 128 * 65 * 9.7 138 1GB 420/290
SH-06D 4.0 4.5 128 * 66 * 11.8 145 1GB 420/300
N-05D 4.0 4.3 130 * 67 * 6.7 109 1GB 320/330

標準サイズのUIMカードをminiUIMカードに交換する(機種変更時を除いて今は交換に2100円かかります)ことを前提にした場合、選択肢が広がります。
FOMAでAndroid4.0以上が提供されているのは7機種。
ここで、一番幅が狭いのはP-04Dですが、これはMicroSDHCカードSDカードを内蔵できないので却下。
その他は幅が65mm前後で、あんまり使いたい気がしません。あえて選ぶならT-01Dかな、って気もしますが、SIMカードを変えてまで使いたいという気はしない。

FOMA、miniUIMカード、2012年夏モデル

名称 OS 画面 サイズ 重量 RAM 財布 テザ 待受/通話 SD
SH-07D 4.0 3.4 107 * 54 * 11.9 108 1GB 460/340
F-09D 4.0 3.7 121 * 59 * 10.9 120 1GB 420/310
F-11D 4.0 3.7 119 * 60 * 10.8 115 1GB 440/260
P-06D 4.0 4.6 129 * 65 * 10.4 126 1GB 430/310

2012年夏モデルで、非Xiで、Android4.0が提供されているのは4機種あります。
これが時期的に最後のFOMA端末ということになるのかな。
この中だと、サイズ的に断然使いたいのは幅54ミリのSH-07Dです。
一番ぽいどに近い感じで触れる。
スペックには不満はないです。デザイン的にはあまり好きではない。私が好きな白系のカラーがないのも不満。でもやっぱ使い勝手を考えると幅が狭いのが一番です。

幅60mmを切るF-09Dは、色的に完全にダメなので却下。

となると、13年暮れあたりを目処に状態の良さそうなSH-07Dを白ロムで入手して、miniUIMカードに交換して使うということになるのかな。

Xi、miniUIMカード

名称 OS 画面 サイズ 重量 RAM 財布 テザ 待受/通話 SD
SO-05D 4.0 3.7 115 * 54 * 9.4 95 1GB 360/350
SH-01E 4.0 4.1 116 * 59 * 9.9 115 1GB 430/370

FOMAに限らず、xiまで視野に入れても、幅の狭いスマホというのはあんまりありません。
もう完全に流行から外れているんですかね。
SO-05Dが12年夏モデル、SH-01Eが12年冬モデルです。13年夏モデルでは、今のところ幅60mm以下の機種の発表はありませんでした。

コンパクトなSO-05Dは魅力的ですが、できればFOMAのプランを維持したいのです。
今のところ「4636コマンド」でFOMAのままでも使えちゃう(らしい)のですが、アップデートで塞がれることもあるそうで、必ず使えるとは限りません。FOMAで使えると思ってSO-05Dを買ってみたらやっぱ使えなかった、みたいなリスクがあり得るので怖い。

どうしてスマホはでかくなるのか

ドコモ2013年夏モデルの「ドコモのツートップ」であるSC-04Eは約137×70×8mm、SO-04Eは約131×67×10.5mmです。この2機種に月サポを盛って推しまくるそうです。選択と集中は正しいことだとは思いますが、幅55mm程度の、コンパクトな幅狭スマホが好きな私にとってはちょっと残念だなあ、と思います。
2013年ドコモ夏モデルにはSH-07Eという約126×59×10.7mmのものも一応でるようです(まだスペックが未定)が、2トップからは外れてしまいました。
ドコモ以外でも、ソフトバンクでは、「DIGNO R 202K」と「AQUOS PHONE ss 205SH」が幅60mmです。auでは最小と思われる「URBANO L01」でも幅65mmですね(幅58mmのiPhone5と競合しないようにということかもしれませんが)。

とにかく画面の大きいものを推しているわけですが、それは一つにはリッチなコンテンツを大きな画面で楽しみたい、というユーザーに応えたということでしょう。それは裏から見れば、そういうリッチなコンテンツを収益源にしたいのがキャリアの目論見であるということです。
動画なんてろくに見ないユーザーは要らないのね。
もう一つは、スマートフォンがどんどん大きくなっていくと、やっぱ不便だという声がこれから大きくなると思うんですよ。スマホが大きすぎる、持ち運べない、重くて持ってて疲れる。そうなったタイミングでキャリアから発売されるのが、メガネとか時計の形をした極小のウェアラブルバイスなんじゃないかと思うんです。逆に言うと、コンパクトなスマートフォンがあるとウェアラブルバイスが売れないと思うんですよね。

来年か再来年あたりには、ウェアラブルコンピュータ、6インチスマホ、10インチタブレット三台持ちをキャリアが推してくるんじゃないかと予想。
面倒くさいなあ。

というわけで、コンパクトなぽいどサイズのスマートフォンは将来的にはキャリアからは買えなくなり、グローバルモデルをどっかで買ってくるしかなくなるんじゃないかと思ってます。

(追記)

結構頑張って表組みを作ったのだが、こちらのサイトの表の方が検索には便利です。
スマートフォン比較表
異なるキャリア間でも比較できるのはいいですねえ。