周回遅れの日記

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Celeron M 350 はWindows8に対応していた、だがしかし…

以前書いた古いノートPCのWindows8対応を調べるの続き。

古いノートPCにWindows 8 をインストールできるのか試します。

このPC、光学ドライブがDVD非対応なのです。だからDVDメディアからのインストールはできません。

一応、USB接続の外付けDVDドライブを借りてきて接続してみます。Windowsを起動した後はちゃんと認識しますが、でも予想通りブートしません。ブートドライブとしては使えないようです。
メインマシンにインストール実験で使った、Windows 8 RP版のイメージを焼いたUSBメモリからのブートも試みますが、やっぱりブートしません。メインマシンの方では無事ブートしたので、USBメモリの問題はないはず。だから、このマシンの方の問題ということになります。

ヤフオクで探すと、この機種用の純正DVD内蔵ドライブが割と安く売ってるのですが(ジャンク品ですが)、でも今さら10年前のパソコンのためだけに新規投資するのは気が引けます。

残るは、Windowsを起動した状態でアップグレードインストールをするしかありません。アップグレードインストールっていろいろトラブルが多いと聞いていて、私もやりたくはないんですけど、これしか方法がないので仕方なくやります。
アップグレードインストールをするのは初めてです。

すでにメインマシンでWindows8を購入した際に使った、
C:\Documents and Settings\%username%\Local Settings\Application Data\Microsoft\WebSetup
と、C:ESDをノートPCにコピー、さらにWindows8-Setup.exeも適当な場所にコピーした後実行します。

「ファイルを準備しています」で30分くらい停まります。
なんか嫌な感じと思っていたらやっぱりトラブル、C:ドライブの容量不足。
システム要件に16GBの空き容量が必要とありましたが、アップグレードインストールの場合、C:ドライブが16GBあるだけでは足りず、C:ドライブのFreeSpaceが16GB以上必要とのこと。
現在、C:ドライブは「使用領域 16.4GB 空き領域 12.8GB」という状態です。
空き領域の12.8GBを16GBにしなければならない。
一番余計な容量を食っているデータのはC:\ESDに入っているWindows8のファイルなのですが、これを消したらアップグレードできません。データ類はC:にはほとんどないので、Windowsフォルダの中身を消したり、ちまちまとプログラムをアンインストールして容量を稼いでいきます。再起動指示がありますが、どうせすぐインストールし直すのだから無視。
しかし面倒だなあ、とちょっと考えて気がついた。
pagefile.sysを消せばすぐに容量稼げるじゃない。
そこで、仮想メモリの容量を3840MBから1024MBに変更して再起動。
「使用領域 12.3GB 空き領域 16.8GB」になりました。

デスクトップ上の「Windowsのインストール」のショートカットから再開。
ようやく、インストールが始まりました。
長い。
ずっとカリカリやっているので放置します。何度か再起動がかかったようですが、ずっと監視していたわけではないので正確には分かりません。
3時間ほど経ってからのぞいてみると、どうにかインストールできたようで「好きな色を選びましょう」という表示が。
アカウント名とパスワードは引き継がれているようです。

おお、インストールできちゃった。
Celeron M 350 はWindows8に対応していた、ということで結論が出ました。

9年前のPCにWindows8が入るとはねえ、とちょっと感慨。

が、デスクトップをのぞくと画面がおかしい。色が変。

↑はデジカメ写真で、↓はスクリーンショットです。
スクリーンショットだときれいに撮れちゃうんですが実際は↑のような画面です。

バイスマネージャを見ると、ああやっぱりOS標準のドライバではダメなのね。
「ビデオコントローラ」と「マルチメディアオーディオコントーラー」に!マークがついてます。
後でどっかでドライバを探さなくては。

ドライバ未適用の状態ではありますが、エクスペリエンスインデックスを調査してもらいます。
スコアは見事!「2.0」。

さて、ドライバなのですが、とりあえずXP用のドライバを適用してみたらどうなるだろう、とやってみたらやっぱりトラブルがありました。
XP用のドライバを試しに適用していたらフリーズのような状態になってしまいました。
HDDのアクセスは停まっていて、マウスポインタは動くけれど、なんか分からないけど異様に重たい状態です。
どうしようもなさそうなので再起動したら、なんと、その後起動しないです。

POSTの後、一瞬Windows8のロゴが表示されてその後無反応です。
HDDは動いていないので、Windowsが一生懸命何かをやっているというわけでもなさそう。
60分放置しても無反応なのであきらめました。

じゃあ、Windowsのメディアを使って修復インストールでも、と思いましたが、ダメです。
こいつはDVDも読めないし、USBメモリブートもできないんです。
WindowsXPのCD-Rは読んでくれるけど、XPのインストールメディアを使っても何もできないでしょう。あ、回復コンソールは一応使えるか。

でも、それより根本的な問題として、そもそもアップグレードインストールが失敗していた可能性が高いと思います。やっぱり上手く行ってなかったんだ。
関係するかもしれないと思っているのが、C:ドライブの容量を空けるために適当にファイルを削除しまくったことでしょうか。どうせすぐインストールし直すのだからと深く考えずに適当に削除しまくったのですが、それが仇になった可能性があるかなあ。記録も取らずに適当に削除して回っていたので何が悪いのか分かりませんが。
クリーンインストールできれば、と思うのですが、いかんせんクリーンインストールする方法がない。

さて、このPCですが、たぶんインストール自体失敗でどうにもならないので、アップグレード前のWindows XPのイメージを書き戻すことになろうかと思います。
スクリーンショットもいくつか撮ったのですが、まだ回収していないので載せられません。)
やっぱり古いPCを使い続けるのは無理があるでしょうか。
XPをずっと使い続けられればよいのですが…

まあうちの環境由来の問題ではありますが、Windows8 印象悪いです。