周回遅れの日記

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NTT東、集合住宅向けフレッツ光にねん割を開始

戸建て向けのにねん割は24月縛りで毎月735円割引、24月合計17,640円割引になるサービスでした。
月々5,460円から月々4,725円に割引かれる場合だと割引率は14%弱。途中解約時の違約金は9,975円。

集合住宅向けのにねん割りがはじまったということで、集合住宅でBフレッツを契約している私もさっそく申し込まねば、と思ったのですが。
「にねん割」の集合住宅向けサービスへの提供開始等について

  • 対象は「フレッツ 光ネクスト マンション・ハイスピードタイプ/マンションタイプ」と「Bフレッツ マンションタイプ」
  • 割引額は一律月105円(税込)
  • 既存ユーザは申込翌月の1日から適用、24月縛り自動更新
  • 24月未満で解約した場合の違約金は1,575円(税込)

といった感じ。

何より割引額がわずか105円と、割引の少なさが目につきます。
VDSL方式プラン1の私は月額3,412.5円(税込)なので、割引率はたった3%程度です(消費税率アップ分が相殺みたいな感じ)
東日本では価格競争はしません、という強い意気込みを感じますね(皮肉です)。
auひかりのギガ特プランも、西日本ですがeo光の長割も集合住宅は適用外のようなので、割引額は控えめでよい、ということなのでしょうか。

2/1から受付開始なので、今申し込んだ場合、割引が3月分の料金から適用されることになります。
2013年3月〜2015年2月が24月縛りの期間で、2015年3月の一ヶ月間が更新月となり、2015年3月中に解約の申出をすればペナルティ無しで解約が可能、解約の申出がない場合は、おそらく2015年3月〜2017年2月で自動更新されるのだと思います。
(プレスリリースの文面からは判然としませんが、もしかすると2015年3月は解約申出の有無にかかわらず105円割引が適用され、2015年4月から2017年3月までの24月で自動更新されるのかもしれない)

さあ、どうしよう。
たった105円の割引だとあんまり申し込みたい気はしません。
その代わり解約金も1,575円と安めなのですけれどもね。
いつ海外に飛ばされるか分からん、といった人にもわりと気軽に利用できる割引ではあります。
たぶん2年間はフレッツ光を解約しないだろうからたぶん申込するとは思いますが、ちょっと猶予があるので少し考えます。

「にねん割」については、こっちの方が重要かもしれない。

また、フレッツ光メンバーズクラブのポイントプログラムの内容を以下の通り変更します。

  • 平成25年5月1日以降にフレッツ光メンバーズクラブへ新規に登録されたお客様については、「にねん割」に加入いただいた場合に限り、マンスリーポイントを提供するよう適用条件を変更します。(「にねん割」対象サービスのみ)
  • 入会ポイント、工事ポイントについて平成25年2月28日をもって廃止します。

フレッツ光メンバーズクラブというのはフレッツユーザのポイントサービスです。
任意加入なので結構知らない人も多いようです。
アンケート等の読者参加企画でちまちまとポイントを貯める過程を楽しめる人には良いサービスだと思いますが、経済的な意味ではそんなに美味しくポイントが稼げるサービスではありません。ポイントはなかなか貯まりませんが、貯まったポイントはNTT東日本の料金に充当できるほか、各種電子マネーや商品券にも交換できて使い勝手は良いです。私の場合去年はJCBのギフト券5,000円と交換しました。今年は2月分の料金を全額ポイントを充当して支払おうと思っています(あっ、この記事書くまですっかり忘れていた)。
これ、発足当初はいろいろボーナスポイントがついて美味しいなあ、と思っていた時期もあったのですが、最近はどんどんポイントがつく条件が厳しくなってきて、ついに今回の変更で「にねん割」加入が必須のような状態になってしまいました。マンスリーポイントは現在は毎月100ポイントなので、「にねん割」に加入しない集合住宅のフレッツユーザは105円に加えて100ポイントを損することになります。さらに、2012年3月以降の会員継続年数に応じてマンスリーポイントは毎年増額されることになっているので(本当にそうなるかは分かりませんが、予定通り増額されるのであれば)ポイントの損はかなり大きくなりますね。5年目以降は毎月500ポイントですから年間6000ポイントが失われてしまいます。

ただし、

  • 2013年4月30日までにフレッツ光メンバーズクラブに新規登録を済ませた既存契約者
  • 「にねん割」の対象外のサービスの契約者

は「にねん割」を契約しなくてもマンスリーポイントがつきます。
だから私は必ずしも「にねん割」に加入する必要はない。たぶん加入するとは思いますが。

フレッツ光メンバーズクラブは任意加入なので、漫然となんとなくフレッツ光を契約していると加入せずにいる人も結構多いようです。もし未加入で、かつ「にねん割」を使いたくない場合は、今のうちに新規登録を済ませておく必要があります。既存ユーザには「思いっきり割り」などの割引が適用されないので、このマンスリーポイントが長年の忠誠?に報いてくれる数少ない特典ですから、そのマンスリーポイントが得られないのは痛いです。

いつまで固定回線を使う?

最近はWimaxに一本化して自宅で固定回線を持たない、という人も増えています。特に単身者の場合だと、外出中は(サーバとか動かしてる人は別ですが)固定回線が無駄になってしまいます。私も去年結構迷った末に固定回線を維持することに決めましたが、かなり悩みました。
Wimax2というのはそろそろサービスがはじまるのかな?携帯屋さんのLTEも速いところではちゃんと速度が出るようですし、今後の無線通信の発達次第では、光なんて要らないって人も今以上に増えるでしょう。
今、うちのBフレッツは終端装置までの実際の速度が70Mbps程度ですが、LTEやWimax2で屋内でこのくらいの速度が安定して出るようになったらもうフレッツ光を契約する必要性はありません。

あと2年くらいは確実にフレッツ光の方が上だろうとは思いますが、次の2年はどうかなあ。
それを考えると、フレッツ光メンバーズクラブのマンスリーポイントが2016年から月500ポイントになるというのは罠ではないか、という気がしてなりません。
2016年になってもフレッツ光を使っているかどうかとっても微妙な感じです。

だいたい、もうフレッツ光が増える要素はあんまりないですよね。
固定で光が必要な人はもうほとんど契約済みでしょうし。
だからせめて解約を抑えたい、ということなのでしょうか。

(追記)「毎月最大500ポイント」は戸建てタイプに限る

私もうっかりして気づかなかった。
マンスリーポイントは月あたり最大500ポイントまで増える場合と、月あたり最大300ポイントまでしか増えない場合があります。

「フレッツ光ネクスト 戸建てプラン」「Bフレッツ 戸建てプラン」の場合のマンスリーポイント。

 1年目  2年目  3年目  4年目 5年目以降
 100pt  200pt  300pt  400pt  500pt

「フレッツ光ネクスト 集合住宅向けプラン」「Bフレッツ 集合住宅向けプラン」「フレッツ光ライト」の場合のマンスリーポイント。

 1年目  2年目  3年目  4年目 5年目以降
 100pt  200pt  300pt  300pt  300pt

マンションタイプの契約の場合は、継続によって2年目200ポイント、3年目300ポイントと3年目までは増えますが、3年目以降は増額はありません。ずーっと一月300ポイントのままです。
一月500ポイントまで増額されるのは戸建て向けに限った場合の話です。