周回遅れの日記

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Nexus7(2012)を充電するときの出力電流を調べてみた

USBポートの出力電圧・出力電流をチェックするツールを買ったので使ってみました。

私は↑で「Libra LBR-USBDR」という商品名のものを買いましたが、「CHARGER Doctor」というロゴの入った製品です。
いろんなところで、いろんな名前で売られています。

1.36Aしか出ない?

Nexus7(2012)の購入時の標準付属品のACアダプタと、同じく標準付属品のUSBケーブルを使って、充電時の出力電流を調べてみました。
USBケーブルを、Nexus7(2012)のMicroUSBポートに接続します。、

…あれ、1.36Aしか出ません。
1.36Aと1.35Aを交互に表示しています。

おかしい。このACアダプタは2Aのはずではなかったか?
ヘルプを読むと、「Nexus 7(2013)の充電器は出力 1.35A で、Nexus 7(2012)の充電器は 2A」と書いてあります。
1.35A程度しか出ないということは、もしかして、2012を買ったときに間違って2013の充電器が入っていたとか?私は2013の発売後に、手持ちの2012をASUSのアウトレットショップで買い換えたので、2013の充電器が入っていたというのもあり得ないことではない…

…と一瞬思いましたが、よく考えたら電池の残量に応じて電流は変わるのだ、という話を思い出しました。
現在、電池残量は70%程度です。

そして、満充電に近づくにつれ、出力電流はどんどん下がっていきます。

ながめていると、やがて1Aを切ります。

電池残量を少なくしてみる

バッテリーの残りが少なければ、もっと出力電流が多く出ると思われます。
実験のために頑張って充電池を減らします。

15%を切って、警告が出ました。そろそろいいかな。

残量15%で、1.41A出ました。

さらにもっと電池を減らしてみます。

7%まで減らしてみました。

1.72A出ました。
ちなみに、7%にして、USBケーブルをつないだときには一瞬1.90A出た、ような気がしますが一瞬のことで確信が持てません。もちろん写真も撮れませんでした。
もっと電池をゼロくらいまで減らせば、もしかしたら2A出るのかもしれませんが、単に電池を痛めるだけのような気もするので実験はこのくらいでやめておきます。
まあともかく、Nexus7(2013)用のACアダプタが間違って入っていたという疑惑は払拭できました。

ドッキングステーション経由で充電する場合

ASUS Nexus7 専用 ドッキングステーション 90-XB3XOKDS00030-

ASUS Nexus7 専用 ドッキングステーション 90-XB3XOKDS00030-

今までは、(ACアダプタ)−(USBケーブル)−(タブレット)という接続で充電でテストしましたが、Nexus 7専用ドッキングステーションを介して充電する場合はどうでしょうか。
(ACアダプタ)−(USBケーブル)−(タブレット)−(専用ドック)という接続です。

前記の1.41A出た直後の状態で、ドック経由に接続し直すと、出力電流は1.12Aでした。

このときの残量は16%です。

さらに電池残量を減らして、7%にしてドックに載せたところ、1.41Aとなりました。

直接本体と接続する場合と比べて、いずれも、0.3Aほど出力電流が下がっています。
ドックで充電する場合は充電がやや遅いというのは、今までも経験的に感じていたことですが、それが数値で裏付けられました。