周回遅れの日記

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フレッツのセット割りはいつから?

セット割り提供可能とはいうものの、実際にメリットを享受できるのはしばらく先でしょうか。

また、例えばNTTドコモがこのサービスを利用することで、光回線とモバイル回線を組み合わせたサービスの提供が可能になるとしており、その他の通信事業者も含めた幅広い事業者に公平にサービスを提供していくと説明。光アクセスの本格的なサービス卸は世界初であり、現行の法制度下で提供可能だとしている。

NTT、フレッツ光の「サービス卸」を発表、ドコモのセット割提供も可能に

ということで、auスマートバリューのような、固定通信と携帯通信のセット割りが提供されることになりそうです。
ドコモの携帯と、NTT東西のフレッツ光を使っていたユーザーの方にはうれしい話です。

とはいえ、これはNTTが提供するサービスではありませんから、ドコモの携帯とNTT東西のフレッツを契約しているからといって、何もしなくても自動的に割引が行われるわけではないですね。
NTT東西のフレッツ光を解約して、ドコモが提供する固定通信サービスを契約してはじめて割引を享受できる、ということになるのだと思います。そして、ドコモはまだ参入すると決まったわけではありません。たぶん参入するとは思いますが、au、SBを牽制するためにあえて参入しないかもしれません。
そして、NTTは全事業者に公平にサービスを提供しなければなりませんから、もしドコモとソフトバンクモバイルが提供を希望したら、ドコモと同じ条件でソフトバンクモバイルにも提供する必要があります(ドコモだけ優遇することはできない)。つまり、ドコモ+フレッツ光のセット価格と、ソフトバンクモバイルフレッツ光のセット価格は横並びになる可能性が高いのです。最近よく議論に上る「ドコモのセット割り解禁の是非」はドコモ限定のセット割引の解禁の是非の問題なので、ここでいうセット割りとはちょっと違う話です。

ということは、フレッツ光ユーザーが、セット割りを狙うとしても、必ずしもドコモと契約する必要はないということになります。いずれにせよ、提供開始は4Q以降ですから、10月までしばらく様子見をすることになろうかと思います。

そして、10月以降に、ドコモ(およびau、SB)とフレッツ光のセット割りがはじまったとしても、フレッツ光の2年割りの問題が立ちふさがるのではないでしょうか。
多くのユーザーは2年割り適用で契約しているでしょうから、特に戸建てプランの場合、解約金の問題からすぐにドコモ等の提供するプランに移行できないと思われます… いや、ドコモ等から「2年割りの解約金を負担します!」といった形で顧客獲得合戦が行われるのかもしれませんが、携帯事業者のキャッシュバックにはいろいろ厳しい目が向けられている現在、その手の顧客誘因は控えめなものに留まるのではないかなあ。

私の場合、2年割りの更新は来年の春です。
なので、来年になったらNTT東日本フレッツ光を解約するかどうか検討することになろうかと思います。